限界集落の中で、新規で参入する僕と、地域の人たちと最も仲良くなる方法を知りたい【高杉 亮さん(株式会社高杉アトリエ)】

2017年2月14日 | コンテンツ管理用ヨクスル

2016年11月10日(木)名古屋で「さぶみっと!ヨクスル in 名古屋」が開催されました。

さぶみっと!ヨクスルは、全国各地で開催し、地域がよくなるためにやりたいことがある人をみんなで全力応援して地域を盛り上げるイベントです。

今回、プレゼンターとして登壇いただいた高杉さんは、社会や企業が抱える問題や課題をデザインの力で解決するために、名古屋でデザインプロダクション「 高杉アトリエ 」を設立し代表をしています。

高杉アトリエ

高杉さんは、ひょんなことから三重県松阪市嬉野合ケ野にある古民家を買い上げることになり、ひょんなことからさぶみっと!ヨクスルに登壇いただくことになりました。

そんな高杉さんに「さぶみっと!ヨクスル in 名古屋」にて、プレゼンターとして登壇いただいた感想をお聞きしました。

限界集落の中で、新規で参入する僕と、地域の人たちが最も仲良くなる方法を知りたい

──今回はどのようなテーマでプレゼンを行ったのですか?

もともと僕の実家がりんご農家で、小さなころそれをよく手伝っていて、農村地における農業のたいへんさを知っていました。そういう体験があるからか、今、地方で起こっていることに自分のやっていることが何か役に立たないかと自然と考えるようになっていきました。

ひょんなことから三重県松阪市嬉野合ケ野といういわゆる限界集落に関わるようになったわけですが、いつのまにか僕の動きの中で一番大きな比重を持っているのがこの地での活動になっていたのですね。

そして、その活動をすればするほど、一番大事なことは地域の人たちに受け入れられることだと思うようになっていきました。ですが、地域の人たちに受け入れられることは結構大変だということも分かりました。

そこで今回テーマに地域の人と上手くコミュニケーションをとるための斬新な方法をみんなに一緒に考えて欲しいと思い

「限界集落の中で、新規で参入する僕と、地域の人たちが最も仲良くなる方法を知りたい」

というプレゼンをさせていただきました。

プレゼンの様子

ブレストの人数は少なかったけれど、たくさんのアイデアが出ました。

──ブレストではたくさんのアイデアが出ましたか?

7名ぐらいのブレストで、他のグループより参加人数が少なかったのですが、思っていたよりもアイデアが出ました。アイデアがたくさん出たのは、テーマが分かりやすかったからかなと思いました。

特に前半にたくさんアイデアが出て、40から50個ぐらいのアイデアが出ました。

当日は、ブレストの時間が20分しかないのは短いと感じたのですが、振り返ってみるとテーマによると思いますし、ちょうど良かったかな、という印象です。

──参考になるアイデアはありましたか?

出てきたアイデアは、すぐにでも実践できそうなものも多くてとても参考になりました。

その中でも、地域のみなさんと仲良くなるために「同じ服装をする」というアイデアは面白かったです。

また地域の人たちに「もっと頼っても良い」というような意見があって、そこに気付いたことが大きな収穫でした。

このような多様性のあるアイデアソンでは普通なのでしょうが、嬉野合ケ野に来ていないからこそ、現実を知らないからこそ、自由に出るアイデアもある、ってことにあらためて気付かされました。

あと、さまざまなバックグラウンドを持っている方々の視点から意見が出るので、人にどう歩みよるか?ということがすごく参考になりました。

ブレストの様子

活動をストレートに地域の方に知ってもらうアイデアが「おすそわけツアー」

──最後に決まったのは「おすそわけツアー」というものでしたよね?

はい。

ぼくの嬉野合ケ野の活動(プロジェクト)では、古民家で玄米棒など作っています。

そういった活動のアウトプットである、出来たものを地域に方々に食べてもらうというのは、いまやっている活動のすべてが伝わるというような気がしてこれに決めました。

予定する商品

目に見えたものを、食べていただくことで、そのままストレートに伝えることができる。

こういうことを表立ってやってみることは考えていなかったけど、地域の方々との交流をどっかでやらないといけないとは思っていて、このアイデアはすごく後押しになりました。

この「出来たものを地域の方々に食べてもらう」というアイデアは、ちゃんとした形にして来年の4月あたりにやりたいと考えています。

──今後はどのように進めていきますか?

今、古民家の改修など、いくつかの活動をしていて、それらが一通り片付くのが12月になります。ちゃんとした形では6ヶ月後の4月にやりたいのですが、まずは小さな形でよいので「おすそわけツアー」をやりたいと思います。

当日、みんなで話をして盛りあがった「玄米棒を作っておすそわけ」バスツアーですね。

──やりたいですね。

 玄米もち

──最後にさぶみっと!ヨクスルへのメッセージをお願いします。

まず、みなさん空気を読みながら(笑)、まじめにしっかりやってくれる方が多かったことがありがたかったです。

今、課題のある人にとってためになるし、スモールスタートの自分達からすると、一度に10人、20人と知り合うことができ、活動を知っていただけたので本当に良かった。

個人個人に話す機会は結構あるけど、こういった形で大勢の前で話す機会はあまりないですし、その大勢の前で自分の声で話すと「うそがつけない」、だからこそ聞いている人たちにストレートに伝わると思いました。

だから、こういう場で出会った人たちとは、ミスマッチが少ないのではないかと思います。

そういう意味で、この繋がりはありがたいです。

「限界集落の中で地域の人たちと仲良くなりたいプロジェクト」にご興味をお持ちいただけましたらメンバー申請をお願いします

https://www.facebook.com/groups/217740388654654/

当日のプレゼンの様子

当日のプレゼンの資料

限界集落の中で、新規で参入する僕と、地域の人たちと最も仲良くなる方法を知りたい【高杉 亮さん(株式会社高杉アトリエ)】 from さぶみっと!ヨクスル

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