インバウンド観光客とうちなんちゅとの交流の機会を楽しく増やしたい【モノシェアサポートチーム 赤嶺忠昭さん】

2016年11月1日 | コンテンツ管理用ヨクスル

2016年9月29日(木)に沖縄で さぶみっと!ヨクスル「沖縄が盛り上がるためにWebのチカラで全力応援しようぜ!」が開催されました。

さぶみっと!ヨクスルは、全国各地で開催し、地域がよくなるためにやりたいことがある人をみんなで全力応援して地域を盛り上げるイベントです。

今回プレゼンターとして登壇いただいた赤嶺さんは、東日本大震災の頃からシェアサービスで何か世の中を変えることができるのでないか、と考えるようになったそうです。
そして『シェア<共有>からビジネスを生みだす新戦略』という本に刺激を受け、沖縄の地域性に「シェア」の可能性を感じ独立されたそうです。

現在は、ヒトとの結びつきを中心としたシェアサービスとして「モノシェア」というアプリを2016年6月にローンチして展開しています。

「さぶみっと!ヨクスル in 沖縄」にて、プレゼンターとして登壇いただいての感想をお聞きしました(写真:手前が赤嶺さん。聞き手はヨクスル運営の五十嵐。)。

赤嶺 忠昭さん

シェアにもいろいろありますが、今回は「観光×シェア」というテーマでアイデアを出してもらおうと思いました

──今回はどのようなテーマでプレゼンを行ったのですか?

もともと、3.11の震災の際にIターンで県外から沖縄に入ってこられる方がたくさんいらっしゃったのですが、車をもっていなくて就職ができない方が周りに結構いました。
そのときに車の「あいのり」が個人間で簡単にできるといいなと思っていて、それ以外にもさまざまなシェアをアプリでできると良いと思いました。
そこで「モノシェア」になるのですが、今回はそのアプリで取り扱えるようなイメージで「観光×シェア」というテーマで、参加者のみなさまにアイデアを出してもらいたいと思いプレゼンをしました。

──どうして「観光×シェア」だったのでしょうか?

シェアといっても、貸し手側のモチベーションは大事なので、お金のやりとりではない形で成立するなら、たとえば、社会的な承認が得られるとか、なにか学べることがある、などベネフィットがあるとよいと思ったのです。
そうすると身近な知人に外国語を勉強したけどなかなか使う機会がない方がいて、たとえばインバウンド観光客が沖縄に来た時に沖縄観光のガイドをシェアとして提供できれば、観光客は地元ならではの観光ができて、案内するその人は外国語の能力を使えるということで、観光とシェアは相性がいいと思いました。
それが、このテーマでみなさんに考えてもらった理由です。

──ブレストではたくさんのアイデアが出ましたか?

ブレストは、10名のメンバーで行いました。
60弱のおもしろいアイデアが出ました。

赤嶺 忠昭さん

「シェア」について自分たちの中では固定概念が出来ていて、今回ヨクスルで出てきたアイデアにはこれまでまったく考えていなかったものが出てきました。
最終的に選んだ「眺望シェア」というアイデアは、いろいろなアイデアが繋がっているところが面白いです。

──印象的なアイデアはありましたか?

「お墓をシェアする」というアイデアがありました。
沖縄のお墓は家のような形になっていて、そこに一族郎党が一緒に入ります。
それを家族の垣根を取り払って入るというものです。

また、沖縄の結婚式は、200~300人くらいで行うのですが、内地の人と沖縄の人が結婚するときに、内地の方はそんなにたくさんの人を呼べないので、「親族シェア」というアイデアも出ました。

あと、その結婚式の最後に、ステージがあってそこでみんなで踊って結婚式を〆るのですが、最近は参加者が恥ずかしがって踊らないことがあるのです。
そこで、「踊り隊」という踊りたい人たちをシェアするというようなアイデアもありました(笑)。

赤嶺 忠昭さん

──本当にさまざまなアイデアが出たのですね?

でも最初はテンポよくは出ていなくて、「シェア」というのがわかりづらかったようです。そこで「観光」という制約を取り払いました。また、「シェア」といういいかたではなくて「おすそわけ」という言い方をしたところたくさんのアイデアが出るようになりました。

──モノシェアも「おすそわけアプリ」とかしてみるとよさそうですね。

──その上で、アイデアとして何を選んだのでしょうか?

赤嶺 忠昭さん

最終的に、「眺望シェア」というアイデアを選びました。

眺望シェアは、いろいろなアイデアが繋がっているところが面白くて、最初は、「体験をシェアするのはどうだろう」という話になり、それなら「朝日をシェアしたいよね」、さらに「朝日といえば、初日の出」、「初日の出といえば富士山のご来光」、「富士山といえば世界遺産」、沖縄でいえば「世界遺産の首里城の初日の出をシェア」という風につながっていきました。

これまでモノをシェアするという考えでいたので、イベント自体の体験をシェアしようというのは本当に新鮮で、ぜひ実現したいとおもいました。

──今後はどのように進めていきますか?

まずは、モノシェアを開発しているスタッフたちをいれながら、ヨクスルで「眺望シェア」を応援してくれる方が数名いたのでその方々と会ってみて、来年の初日の出に向けて進めていこうと思っています。

──最後にさぶみっと!ヨクスルへのメッセージをお願いします。

プレゼンターとして感じたのは、さまざまなジャンルの人が参加しているのでこれまで考えたことのなかったアイデアが出て来るのが良いと思います。

注文を言うとしたら、もうすこしシニアの方がでると「地域をヨクスル」という意味でよかったかもしれません。「シニアの方の経験×テクノロジー」を掛け合わせるともっと化学反応が生まれるかも!と思いました。

また、もうすこし小さな地域でやってもよいかもしれませんね。

当日のプレゼンの資料

 

うちなんちゅインバウンドプロジェクト(Facebookグループ)に
ご興味をお持ちいただけましたらメンバー申請をお願いします

https://www.facebook.com/groups/1766449026958368/

 

次回、12月20日(火)開催の
「さぶみっと!ヨクスル in 沖縄」に
参加しませんか?

 

次回、12月20日(火)開催の
「さぶみっと!ヨクスル in 沖縄」で
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