2017年6月15日(木)に「さぶみっと!ヨクスル in 名古屋」を開催しました。
さぶみっと!ヨクスルは地域でやりたいことがある人がプレゼンターとなり、参加者のみんなで実現に向けたアイデアを出し合うイベントです。発達障害の理解を深めたいということでプレゼンを行った安本志帆さんにさぶみっと!ヨクスルに登壇されてのご感想をお聞きしました。
まずは、安本さんのプレゼン動画をご覧ください
プレゼンテーション資料のご紹介
大阪での取り組みがヨクスルを知ったきっかけでした。
──今回プレゼンターとして登壇されたきっかけをお教えください。
もともと幼稚園の教諭をやっていましてそこで発達障がいの園児と接する機会があり、子どもたちをどのように社会に自立させていくのか、どういった学びが必要なのかを探求していました。
そんな中、発達障がいの会であったり、当事者を子に持つ母親の会などの立ち上げを考えていまして全国の事例を探していたところ、大阪で取り組みをされている建山さんという方を見つけました。
すぐに連絡をとりやりとりさせていただいたところ、建山さんが大阪で開催されたさぶみっと!ヨクスルにプレゼンターとして登壇されたということでこのイベントを知りました。
誤解や偏見をなくして発達障がいについて正しく理解してもらいたい
──発達障がいの方はどのような苦労をされているのでしょうか?
発達障がいを持たれた親子はさまざまな誤解や偏見などで苦労をされています。まわりからの理解もなかなか得られず母親が欝になる発症率も通常の10倍と言われるほどです。それくらい親も子もつらい思いをしています。誤解や偏見をなくしていくためにまずは興味をもってもらい発達障がいについて正しく理解してもらいたいと思いました。
──今回のプレゼンテーマ「名古屋をもっと青くしたい」とした理由を教えてください。
毎年4月2日に世界中のランドマークが青くライトアップされるのですが、これは国連の定める「世界自閉症啓発デー」に、厚生労働省の定める「発達障害啓発週間」も併せて、発達障がいについて理解を広めるための取り組みが行われています。
日本では全国で147箇所のランドマークが青くなるのですが、愛知県ではたった2箇所しか青くなっていないという寂しい実情でした。青くなる取り組みを通じて、もっと名古屋の人たちにも発達障がいを知ってもらいたいと思いました。
たくさんの人たちがたくさんのアイデアを出してくれました
──プレゼンをしてみていかがでしたでしょうか?
みなさん真剣に話しを聞いてくれまして、実際にアイデアを出すブレストの際は14名の方たちが私のグループに参加をしてくれました。たくさんの人たちが集まりそれぞれがアイデアを出してくれるというのが単純にすごかったです。
──印象に残っているアイデアはありますか?
ユニークなものですと青いソフトクリームや青い花の種を配り咲かせるというものがありました。青のソフトクリームはインパクトがありますが、それだけではなくソフトクリームを包む紙に「なぜ青いのか?」という理由を書くことで、直接知ってもらうことができるというものでした。花の種も同じく、種のパッケージに書くことがメッセージになりますし素敵だなと思いました。
また、某ミュージシャンさんがADHDであることを公表されているということでその方にご協力をいただくというアイデアもありました。
みんなが楽しく参加できる青いペンキを掛け合うイベントをやりたい
──最終的に選んだアイデアはどのようなものでしょうか?
「リアルスプラトゥーン」というものです。スプラトゥーンはペンキを掛け合い自分の陣地を増やしていくゲームなのですが、わかりやすく楽しそうですし、年代関係なく親子でも来てもらえると思いました。
「発達障害を知ってもらいたい!」と直接的に訴えるよりもまずは「行ってみたい!参加してみたい!」と思える企画をやりたいと思っていたのでこれはうってつけだと思いました。
──今後はどのように進めていきましょうか?
まずは自身がやっていることや考えていることをみなさんと共有したうえでアドバイスをいただきながら広めていきたいと思います。そしてアイデアの深掘りだったり実現に向けて集まる機会を設けたいです。実際にみんなでスプラトゥーンをやってみてもいいですね。笑
人を巻き込むというのがどういうことなのかを学びました。
──最後にさぶみっと!ヨクスルへのメッセージをお願いします。
さぶみっと!ヨクスルは当初想像していたよりもすごい楽しかったです。何よりも自分のプレゼンに共感をしてもらい短時間にも関わらずたくさんのアイデアが出ることに驚きました。これだけ興味を持ってくれる方がいるということも、このテーマがやはり社会問題だったんと実感する機会となりました。
また、Facebookグループでプロジェクトを動かしていくので実現していく姿がとても具体的にイメージができています。発信していくことが人を巻き込むことだというのも学びましたので、発信する機会がない人にはうってつけのイベントだと思います。みなさん温かくとてもいい場でした。本当にありがとうございました。
──安本さん、ありがとうございました。
名古屋をもっと青くしたい プロジェクト
次回開催の
「さぶみっと!ヨクスル in 名古屋」で
プレゼンターになってみませんか?
さぶみっと!ヨクスルでは「地元でこんなことをしたい!」「やりたいことを実現するためのアイデアをみんなで考えたい!」という方を場所を問わず募集しています。
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