日本初開催「Optimizely Experience」を開催
2015年11月17日にOptimizely社 ファウンダー兼CEOのダン・シロカー氏が来日し、日本法人設立後はじめてとなる「Optimizely Experience」が開催されました。
このイベントでは、「Opitimizely が目指す Optimization の世界」をお話しして頂きました。
開場後、Optimizelyのサービスを日本語訳された紹介動画が流れ開場の期待感が高まります!
先日公開されたこちらの日本語訳された動画
Optimizely CEO ダン・シロカー氏登壇
2008年Googleでブラウザー開発チームのプロダクトマネジャーだったダン・シロカーさんは、Googleを休職しオバマ大統領の選挙活動をしたことを話してくれました。選挙活動においてオバマ大統領のホームページをA/Bテストで改善したことがOptimizely社を作るキッカケになりました。
当時のオバマ大統領の選挙資金を集めていたページを表示し、どのボタンが一番コンバージョンが高かったのかを手を上げてもらい、どれが良かったのかを会場内でテストしました。
会場内でA/Bテストをするダン・シロカー氏
会場に来ている人でA/Bテスト
どのボタンがコンバージョン高めたと思いますか?
「LearnMore」「JoinUsNow」「SignUpNow」
答え
「LearnMore」のほうが、もともとの「SignUp」よりコンバージョンが18.6%も高くなりました。この結果については、会場内でも正解者が多かったものの全員が正解というものではありませんでした。
次に会場内でページ内に表示するメディアについてA/Bテスト
「オバマ大統領のカラーの写真」 「白黒の家族と写っている写真」「動画2種類」の合計4種類で開場内でA/Bテストをしました。会場内では、動画の1つが1番オバマ大統領の強さが表現されていて人気でした。
しかし、会場内での投票の結果とは大きく違いました。実際の結果は、白黒の家族と写っているが一番コンバージョンが高かったのです。当時、オバマ大統領のサイトを運営しているオバマ陣営でも同じように意見とは違う結果になりました。
結果として、画像とボタンの変更により40%も改善しました。
もし、オバマ陣営がA/Bテストにより改善せずにいたらどうなっていたのでしょう?
A/Bテストの結果からオバマ陣営の”思い込み”をデータによる検証を行うこと重要だということがわかりました。
Optimizely社を作るキッカケを話したあとに、現在のOptimizelyの話しをしました。
“データに基づいたアクションをとれる世界へ”
これがOptimizelyのビジョンです。
今年のはじめにパーソナライゼーションをつくることにしました。 このプロダクトは、4つの問題の解決をします。
- 「データの接続」
- 「オーディエンスの発見」
- 「エクスペリエンスの最適化」
- 「インパクトの理解」
いままでのレコメンデーション技術と違う点
データとの接続が容易になっていること
どのオーディエンスに対してパーソナライゼーションをすると、効果的なのか発見しやすくなっている
管理画面でマルチデバイス対応も簡単にできるようになっている
パーソナライゼーションのインパクトがどれくらいあったのかを計測管理画面があり効果を把握しやすい
より詳しい内容は、こちらの記事を読んでみてください。
パーソナライゼーションサービスがより身近に!Optimizely パーソナライゼーション発表の動画スピーチを和訳 | Optimizely 正規代理店イー・エージェンシー
最後に
年に1回のカスタマーカンファレンスの写真をスライドに出して未来のOptimizely社は、ここにいる皆様の質問から商品が良くなっていくことを説明しました。会場内は、大きな拍手がありダン氏の講演は終わりました。
Optimizelyエバンジェリスト 野口竜司登壇
日本におけるOptimizely取り扱いNo.1の正規代理店である株式会社イー・エージェンシーより取締役の野口竜司が「リニューアルは時代遅れ。A/Bテスト実践のすすめ」とのテーマで講演しました。
勘と度胸に頼ったリニューアルの失敗リスクをA/Bテストで改善の加速も実現するとして、A/Bテストを実施することの重要性を話しました。
「失敗しないA/Bテスト7つの処方箋」と題し、A/Bテストを実施する際に直面する問題の具体的な解決策を紹介しました。開場に来てくださった方に、資料を配布しA/Bテストの手法を出来るだけ簡単にわかりやすく書いてありすぐにでも実践できるテクニックが書いてありました。
すぐにでも使える内容でだったので、きっと参加された方の為になったことでしょう!
UNCOVER TRUTH CAOの小川卓氏登壇
小川卓氏による講演テーマは「データ分析から改善に結びつける方法とは」でした。
分析から改善施策を考える時に踏んでいる実際のプロセスを詳細にご紹介して頂きました。「データだけを見るのではなくウェブサイトを実際に自分で使ってみる」「仮説をセグメントに落とし込む」といった考え方のポイントを紹介して下さいました。さらに「成功確率を上げるための3つの取り組み」など、明日からすぐに活用できるサイト分析のコツも紹介して下さいました。
パネルディスカッション
データドリブンな企業の方を招いてのパネルディスカッションをおこないました。
株式会社UNCOVER TRUTH CAO 小川卓氏
オイシックス株式会社 COCO 奥谷孝司氏 氏
株式会社リクルート・ホールディングス 山本一誠氏
株式会社VASILY 代表取締役 金山裕樹氏
途中から株式会社イー・エージェンシー 野口竜司とOptimizely社のダン・シロカー氏が参加し大盛況のセッションになりました。
マーケジンさんがパネルディスカッションの部分を記事化してくれました。
データドリブンはここまで進んでいる! 先進企業4社が語る効果測定とデータ活用の重要性 (1/3):MarkeZine(マーケジン)
閉会の挨拶
最後に、ダン・シロカー氏が再び登場し閉会の挨拶をしました。
懇親会
1時間ほどの懇親会がありました。登壇者やOptimizely関係者などから生の声をきける場所になっていました。食事もとても美味しかったです。
食事をしながらの懇親会は、大変盛り上がりました!
個人的に、ダン・シロカー氏ともお話と写真を撮ってもらいました。
直接話してみて感じたのは、Optimizely社の社風やサービスはダン氏の優しさや心配りからできているんだなーと感じました。
参加された方の声
ウェブマーケティングの分析という点に絞って、学べたのがよかった。内容も実務的で、勉強になった。
今月よりマーケティング部門に配属され勉強中で、参考になる多くの気づきを得ることができた。
ダン・シロカーの描く未来を垣間見ることができ、非常に参考になった。パネルディスカッションでも他社の内情を伺うことができ、さっそく次の日からでも実践出来る内容を拝聴することが出来、とても満足できる内容だった。
A/Bテストやサイト分析については知見がなかったので非常に参考になりました。ありがとうございました。
各パート非常に有意義な内容で、今後の改善活動のヒントを得られました。
特に、最後のパネルディスカッションでパネラーの方々のデータ分析に対しての考え方を聞くことができたことが有益でした。
名だたる方々のお話と歓談の時間までもうけていただき、大変有意義な時間が過ごせました。
イー・エージェンシーは、Optimizely正式代理店です。Optimizelyのサポートをしています。
Optimizely 正規代理店イー・エージェンシー 日本公式サポートサイト
https://optimizely.e-agency.co.jp/
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