自治体の「地域課題」と企業の「できること」を結びつけて「新しい価値」を生み出すワークショップ「第1回 デジマ式 plus」をレポート

2019年11月1日 | コンテンツ管理用ヨクスル

いよいよ、デジマ式が再開。そして「デジマ式 plus」へバージョンアップ

昨年の10月に生まれた参加者主導型ワークショップ「デジマ式」は、「仮説からではなく事実課題から解決プランを考える」というアプローチで6か月の間実施され、参加者の皆さまから「リアリティーのあるワークショップだ」と高い評価を受けました。

その後、伊藤忠テクノソリューションズとイー・エージェンシーのメンバーで、半年の間にあらためて「デジマ式」の評価を行い、課題を洗い出し、デジマ式をバージョンアップした「デジマ式 plus」を作りました。

2019年10月30日、デジマ式がバージョンアップした「第1回デジマ式 plus」を満を持して開催

このワークショップは、自治体の担当者がみずから地域の課題をプレゼンテーションし、その課題解決プランを企業が考えるワークショップです。
さらに考えるだけで終わらず、後日、プレゼンテーションした自治体へ提案するという流れです。

私たちに何ができるのか?!地域課題の解決プランを考え、そして提案へ。あっという間の3時間のワークショップです。

今回、プレゼンテーションを行ったのは「仙台市」、そして参加したは「株式会社Blue Lab」、「KROW株式会社」、「富士通株式会社」、「NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)」の4つのチームとなります。各チームは3名ずつとなります。
そして本ワークショップは、プロローグ本編エピローグの大きく3つの構成に分かれています。

それでは、構成ごとにレポートしていきたいと思います。

1.プロローグ

まずはデジマ式恒例の体を動かしながらアイスブレイク。場を温め、参加者の緊張感を解きほぐしていきます。

次に会社紹介では、各社の「強み」を話してもらうことで各社の「らしさ」を共有します。
そしてプロローグの最後は、デジマ式あらため「デジマ式 plus」となってワークショップのどこがバージョンアップしたのか?、その3つ追加要素について説明しました。

2.本編

では、いよいよ本編です。
まずは仙台市 宮城総合支所の担当者より、仙台市の地域課題のプレゼンテーションを行いました。
会場であるInnovation Space DEJIMAと仙台市役所の一室を、ビデオツール「ZOOM」で繋ぎ、発表を行っていただきました。

プレゼンテーションを聞いた後は、参加者のワークがはじまります。聞いた話をもとに、参加者それぞれの経験や知識からプレゼンターとは異なる視点や切り口で課題を再設定、そして再設定した課題が解消したときに課題をもつその地域はどんな「理想な姿」となるのかを描きました。

本編の中盤に差し掛かかった頃、各チームのメンバーはさらに問題を深堀りしていきました。課題を原因に分解し、そしてたくさんの原因が見えてくると各社できることが見えてきたようです。

そして原因を解決するために「できること」が見えてきた各チームは、検討を深めアイデアをサービスとしてブラッシュアップしていきます。
課題を原因に分解し、その原因を解消するできることを各社の具体的なリソースで解決するプランを描き、そのプランが対象となる地域で普及するイメージまでを考えていきました。

ホワイトボード上に描かれたプラン。いよいよ、仙台市さまへの発表です。

3.エピローグ

発表は、「株式会社BlueLab」、「KROW株式会社」、「富士通株式会社」、「NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)」の順番で進んでいきました。あらためてビデオミーティングで、仙台市さまを繋ぎ、各チームがそれぞれ思い描く「地域が理想」を実現するためにプランを発表しました。

短い時間のワークショップでしたが、各チームともできるイメージを持ってのプランの発表でした。
4つのプランを聞いた後、最後に仙台市の担当者より総評をいただきました。

次は提案へ

デジマ式 plusは、ワークショップによくある考えて終わりではありません。
参加各社と自治体の互いの要望により、後日、個別での提案へと進んでいくことになっています。

アンケートより参加者の声

・「楽しく議論できた。自社の強み弱みが把握できた」
・「地域の課題感を把握することができた」
・「限られた時間でもあったので議論が拡散しすぎなかったのが良かったと思います。遠隔地であったのでコミュニケーションに少し難はあったように思います。ニーズの把握は難しかしく感じました。」
・「地域課題の解決に向けた難しさを感じたし、とはいえ、なにかやり方があるようにも感じた。」
・「普段の業務とは違う頭を使え、様々な気付きや閃きがありました。」
・「日頃の業務やビジネスを離れ、課題や新しい事を考えるいい機会となりました。また、日頃お付き合いのない会社さんのアイデアや発想も聞くことができ、有意義でした。」

アンケート内容や当日の気づきを含めて、「デジマ式 plus」はさらにバージョンアップしていきます。
今後も以下の日程にて開催を予定しておりますので、ご興味のある方は、下記のお問合せ先にメールをお送りください。

今後の予定

今後の開催日程
・1月22日(水) 14時~17時(課題発表自治体は未定)
・2月19日(水) 14時~17時(課題発表自治体は未定)

参加のお申し込み、ワークショップについてのお問合せはこちらのメールアドレスへ

dejima-shiki@ctc-g.co.jp

※注意点
-1団体3名でお申し込みください。
-参加申し込みは、メールでの問い合わせ、またはデジマスタッフへ直接の申し込みのいずれかとなります。

デジマ式 plusは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社株式会社イー・エージェンシーが共同開催するワークショップの名称です。

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