プレゼン自治体は宇部市!地方自治体と企業を結ぶワークショップ「第2回デジマ式 plus」開催レポート

2020年2月3日 | コンテンツ管理用ヨクスル

地域課題×企業のチカラ 「第2回 デジマ式 plus」を実施!

昨年の10月の「第1回 デジマ式 plus」に続き、「第2回 デジマ式 plus」では山口県 宇部市の地域の課題をもとにワークショップを行いました。ワークショップを行う企業は、前回の4社から5社へと増えパワーアップ!
デジマ式 plusは、地域課題×企業のチカラで「地域課題解決」と「新規事業創出」の二つを目指します。

このワークショップは、自治体の担当者がみずから地域の課題をプレゼンテーションし、その課題解決プランを企業が考えるワークショップです。
私たちに何ができるのか?!地域課題の解決プランを考え、そして提案へ。あっという間の3時間のワークショップです。

山口県 宇部市は地域課題の解決のため 参加した民間企業5社は新規事業創出のため

今回、プレゼンテーションを行った「宇部市」の発表は、「花産業の振興による地域の活性化 ~次世代につなぐガーデンシティの構築に向けて~」でした。

そして参加企業5社は「日本航空株式会社」、「東洋製罐グループホールディングス株式会社」、「株式会社クリーク・アンド・リバー社」、「コネクシオ株式会社」、「伊藤忠テクノソリューションズ株式会社」の5つとなります。各社は3名ずつチームとして参加。「花産業の振興による地域の活性化 ~次世代につなぐガーデンシティの構築に向けて~」を課題にワークショップを行いました。

本ワークショップは、プロローグ本編エピローグの大きく3つの構成に分かれています。
それでは、各構成ごとにレポートしていきたいと思います。

1.プロローグ

まずはデジマ式 plusのオープニングでは、参加企業メンバーのみならずデジマ式のスタッフ、それからデジマ式の実施を検討中で視察参加した自治体の方々を含めて20名を超えるメンバーでアイスブレイクを行いました。

次に会社紹介では、各社の「自社のすごい強み」を話してもらい各社の「らしさ」を共有しました。





アイスブレイクと各社の自社紹介を経て場が和やかになったところで、プロローグも終わりに近づき、デジマ式あらため「デジマ式 plus」となってワークショップのどこがバージョンアップしたのか?、その追加要素について解説しました。一番大事な追加要素、それはずばり「アイデア発想」では終わらずに「提案」まで!全員モチベーションがあがる瞬間です。

2.本編

いよいよ本編です。
この発表は、デジマ式 plusの特徴でもあるリモート発表です。
山口県 宇部市の様々なリソースを繋ぐ中心拠点「うべスタートアップ」とワークショップの会場である東京都 品川区 五反田の「Innovation Space DEJIMA」をビデオツールで繋ぎ、宇部市総合戦略局 庄賀さまよりプレゼンテーションを行っていただきました。

プレゼンテーションの後は、さっそく参加者のワークがはじまります。

まずはプレゼンテーションで聞いた内容と配布資料をもとに、参加者はそれぞれの経験や知識をもとに、プレゼンターである自治体とは異なる視点や切り口で課題を深堀りします。得られている情報は少ないながらも宇部市の課題の原因を考えることで、宇部市が自分のことのようになっていきます。デジマ式 plusの「自分ごと」化のプロセスです。

原因を考えるの中で、参加者の頭の中にはさまざまな疑問が沸いてきます。それらの疑問は、次のステップで全員参加の質疑応答を行って解消していきます。
質疑応答を終え、全員の理解レベルがある程度揃った上で、各社のメンバーは自分たちが挙げた原因を土台として改めて宇部市の課題を考え直します。

デジマ式 plusでは、自治体のプレゼンテーションで出てきた課題をそのまま考えるのではなく、各社がそれぞれの切り口で課題を再設定します。そうすることで課題は自社のこととして捉えなおされ、各社にとって解決を目指しやすいものになります。

その後、各社が再設定した課題を発表し、全員で共有しました。課題設定は、各社ごとの捉え方の特色が出ており、宇部市の担当の皆さまにとって気づきの多い課題設定になっていました。





次は、自分たちで再設定した課題を解決するために自社で「できること」を考えていきます。そして各社ごとに、自社で「できること」を整理、選別、アイデアを深めて、ひとつの「サービス」としてブラッシュアップしていきます。さらにそのサービスが、宇部市に普及するストーリまでを考えていきました。




最後のステップでは、そのサービスが普及することで、宇部市に実現する未来を言語化しました。
ホワイトボード上に描かれた内容は、宇部市によりよい未来を描くサービスプランです。

3.エピローグ

いよいよ、エピローグ。新しいサービスを宇部市さまへ発表する時間です。

発表は、「日本航空株式会社」、「東洋製罐グループホールディングス株式会社」、「株式会社クリーク・アンド・リバー社」、「コネクシオ株式会社」、「伊藤忠テクノソリューションズ株式会社」の順番で進んでいきました。
ビデオツールで1,000km離れた「宇部市」と「五反田」は繋がり、宇部市を「自分ごと」のように思う各社が、宇部市の担当者のみなさんにそれぞれ思い描く「地域の未来像」を実現するためのサービスについて説明しました。





以上の5つの発表を聞いた後は、宇部市の庄賀さまより「総評」をいただきました。

次は提案へ

デジマ式 plusは、ここで終わりではありません。
参加各社と自治体の互いの要望により、後日、個別での提案へと進んでいくことになっています。


アンケートより参加者の声

・「大変面白かったです!課題の抽出~プレゼンまで、経験でき勉強になるとともに、ビジネスにつながることがモチベーションです。」
・「ワークショップの運営が素晴らしく、とても有意義な時間を過ごせました。」
・「リアルに課題感を捉えることができ、どのようなアプローチをすべきかが顕在化された。」
・「課題が大きすぎて細かく細分化する必要があるな、と感じました。」
・「他社含めアイデアの創出方法から展開の仕方まで聞いていてワクワクしました!宇部市さんの今後に少しでも繋がればと思います。」
・「前回よりも課題を絞ってやること、直接のフィードバックや質問をその場でできることなど、相当アップデートされていてよかった。」
・「自治体の課題に目を向けるきっかけになった。」
・「進め方やアイデアの取り扱いなど、全てちょうどいい形でとても良かったです。」
・「様々な分野の提案を書くことができ、興味深く、面白かったです。」
・「司会の方が誘導してくださり、非常に取り組みやすかった。」

アンケート内容や当日の気づきを含めて、「デジマ式 plus」はさらにバージョンアップしていきます。

今後の開催日程

・2月19日(水) 14時~17時(課題発表自治体は長崎市)※参加多数のため、申し込みを締め切りました。

デジマ式 plusについてのお問合せ、ご質問がある方はこちらのメールアドレスへ

dejima-shiki@ctc-g.co.jp

デジマ式 plusは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社株式会社イー・エージェンシーが共同開催するワークショップの名称です。

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