北海道むかわ町主催、弊社が企画・運営を行った「まちづくり計画」策定のためのワークショップを開催しました!

2020年11月9日 | 広報・PR・イベント運営担当

2020年9月28日より30日の3日間、北海道むかわ町(地図はこちら)においてむかわ町の次期まちづくり計画のためのワークショップ(主催:むかわ町、企画・運営:イー・エージェンシー)を開催しました。

当ワークショップは、むかわ町の町民と行政が協働して「第2次むかわ町まちづくり計画」を策定していくにあたり、町民からのアイデア・意見を提言することを目的に開催されたものです。

イー・エージェンシーが取り組む地元創生アイデアソン「ヨクスル」のフレームをもとに企画・運営を行い、北海道むかわ町のまちづくり計画の策定をサポートいたします。

今回のワークショップの参加者は、計画の策定にあたって、町長の諮問機関として、審議・答申を行う、町民で構成する「まちづくり委員会」のメンバーです。

「まちづくり委員会」は3つの部会にわかれており、3日間のワークショップでは初日に「健康・生活環境部会」、2日目に「教育・防災・行政部会」、そして3日目に「産業振興部会」が、それぞれワークショップを行いました。

1日目 健康・生活環境部会のみなさま

1日目 健康・生活環境部会のみなさま
※新型コロナウィルス感染症対策のため声を出さずに撮影を行っています。

2日目 教育・防災・行政部会のみなさま

2日目 教育・防災・行政部会のみなさま
※新型コロナウィルス感染症対策のため声を出さずに撮影を行っています。

3日目 産業振興部会のみなさま

3日目 産業振興部会のみなさま
※新型コロナウィルス感染症対策のため声を出さずに撮影を行っています。

3日間のワークショップを通じて、「まちづくり委員会」は住民としてのアイデアと意見を創出し、さらに「町としてできること」「町民としてできること」「町と町民の協働でできること」に分類しました。

ワークショップは各回2時間強と短時間でしたが、「まちづくり委員会」のみなさまの発想力によりアイデアの総数は386個に達しました。

これらのアイデアと意見は、後日さらに整理されて検討を深めることとなっており、11月後半に「まちづくり委員会」より町や町民のみなさまに対して発表される予定です。

ヨクスルチームはこの発表会までむかわ町のみなさまと伴走していきます!

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◆「第 2 次むかわ町まちづくり計画」とは?

むかわ町は、平成 18 年 3 月に合併して以来、新町建設計画を継承・発展させるためむかわ町まちづ くり計画を策定し、まちの将来像を「人と自然が輝く清流と健康のまち」と定め、町民 と行政が力を合わせて、豊かな自然の中で、安心して、いきいきとした生活が営めるま ちづくりを進めています。

現行まちづくり計画の最終年度である令和 2 年度を迎えた現在、少子高齢化の進展と人口減少に加え、平成 30 年に発生した北海道胆振東部地震や新型コロナウイルス感染 症は、今後のまちづくりに大きな影響を及ぼしているため、危機意識を共有しながら全町一体となって取り組まなければこの難局を乗り切ることができません。

こうした状況を踏まえ、今後さらに厳しさを増すことが予想される町の財政状況等も勘案し、地域特性や固有の資源を最大限活かすとともに、各種の政策課題に対して町民と行政との協力や役割分担による協働と連携の方策を探り、新しい時代にふさわしい 持続可能なまちづくりを進めるための指針として、第2次むかわ町まちづくり計画を策定します。

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ここからは、むかわ町で暮らす人々の次の大事な10年間の未来を創る「第2次むかわ町まちづくり計画」のために、2020年9月28日より30日の3日間「まちづくり委員会」のみなさまがどのようなワークショップを行ったのかを、日を追って紹介させていただきます。

 

◆第1日目

2020年9月28日 午後6時26分、穂別町民センター ツツジホールに健康・生活環境部会のみなさまが集合しました。みなさま受付を通る表情は真剣そのものとても良いワークショップになりそうな予感です。

午後6時30分。いよいよワークショップが開始です。まずは、むかわ町総務企画課政策推進グループ 主幹 柴田 巨樹さんより開会の挨拶です。

「イー・エージェンシーの方々が、いつもとは違ったワークショップの場をつくるので、柔軟にポジティブにたくさんのアイデアと意見を出してください!」と説明があり、イー・エージェンシーのメンバー一同、その期待に答えるようピリッと気が引き締まりました。

そして開会の挨拶が終わり、次に行ったのはアイスブレイクです。

今回は新型コロナウィルスに気をつけて、アイスブレイクは大きな声や接触する形のやり方にせず、距離を保ちながらひとりひとりの人柄と感性がわかる「30秒で語る!最近あった面白かったこと」を行いました。

ひとりひとりが語るごとに笑い声や拍手が起こり、参加されているみなさま同士の緊張感が解きほぐれていくのがわかりました。

アイスブレイクをして、みなさまの緊張がほぐれ、場の空気があたたまったところでいよいよワークショップの題材発表です。ここからは参加者全員で、むかわ町のことを考える時間です。

1日目の題材発表者は、健康・生活環境部会サブリーダー 矢野 康洋さんでした。
矢野さんからは、むかわ町の「健康・生活環境」分野において特に重要な3つの施策についてお話をしていただきました。

・重要施策1.妊娠から子育てまで切れ目のない支援の充実
・重要施策2.地域福祉・高齢者福祉の推進
・重要施策3.社会基盤の整備

そして矢野さんは、健康・生活環境部会のメンバーに向かって「重要施策を実現するためのアイデア、具体案、できることを考えよう!」と声をかけました。

いよいよ、参加者がワークに入ります。
矢野さんも含めた健康・生活環境部会のメンバーは、重要施策を実現するためのアイデアと具体案を考えはじめました。
各自、机の上に付箋が置かれており思いつくアイデアと意見を参加者一人ひとり思いつくままに付箋に書き出していきます。

アイデアと意見を書き出す時間は一瞬です。あっという間に制限時間に達しましたが、それ
でもみなさまの机にはたくさんの付箋が書き出されていました。
次に全員で書き出した付箋を、用意された模造紙に貼り出していきました。
しかしただアイデアを貼り出すだけではありません。

このワークショップでは、「町としてできること」「町民としてできること」「町と町民の協働でできること」に分類しながら3つの模造紙に貼り出していきました。

そしてさらにそれぞれの模造紙ごとに似ているアイデアごとにグルーピングを行い整理をしました。

このような流れで、重要施策1から重要施策3までについて、アイデアと意見を創出し、さらに「町としてできること」「町民としてできること」「町と町民の協働でできること」に分類・整理まで行ったのです。

ここまで本当にあっという間の2時間でした。
みなさま頭をフル回転させて本当に疲れたと同時に、やりきったという表情だったのがとても印象的でした。

そしてこの時点で午後8時40分、ワークショップの総括の時間です。
総括は、題材発表者である健康・生活環境部会サブリーダー 矢野 康洋さんとむかわ町地域振興課企画管理グループ 主査 伏木 允一さんに行っていただきました。

ワークショップの最後は全員が集まって集合写真です。パシャリッ、1日目のワークショップが閉会となりました。

※新型コロナウィルス感染症対策のため声を出さずに撮影を行っています。

 

◆第2日目

第1日目の熱気も冷めやらぬままに、9月29日 午後6時20分、穂別町民センター 会議室1・2に教育・防災・行政部会のみなさまが集合しました。
受付を通るみなさまの表情は開始時間が近づくにつれて緊張感も増します。

そして午後6時30分。昨日と同様、まず柴田さんより開会の挨拶。そしてアイスブレイクを行い、参加したみなさまを緊張から解きほぐし、ポジティブな姿勢へと変えていきます。

そして2日目の題材発表者です。

発表者は、教育・防災・行政部会リーダー 椿 文子さんでした。
椿さんからは、むかわ町の「教育・防災・行政」分野において特に重要な3つの施策についてお話をしていただきました。

・重要施策1.学校教育の充実
・重要施策2.協働のまちづくり
・重要施策3.行政運営

2日目もリーダーからメンバーに向かって「重要施策を実現するためのアイデア、具体案、できることを考えよう!」と声をかけてはじまります。

いよいよワークです。机の上に付箋が置かれており思いつくままアイデアと意見を書き出していきます。1日目と同じ勢いです。

アイデアが、いままさに書き出される瞬間、見ていてワクワクします。

次は書き出した付箋を、全員で用意された模造紙に貼り出します。
「町としてできること」「町民としてできること」「町と町民の協働でできること」に分類しながら、3つの模造紙に貼り出していきました。

分類、グルーピングの仕方をおのおの話し合いながら進めていきます。

あっという間の2時間でした。重要施策1から重要施策3まで全力です。気づけばすべてのアイデア出し、分類、グルーピングが終わっていました。参加者同士が、自然と互いをねぎらい拍手が起こった瞬間でした。

総括は、題材発表者である教育・防災・行政部会リーダー 椿 文子さんとむかわ町総務企画課政策推進グループ 主査 栃丸 直士さんに行っていただきました。

最後は全員が集まって集合写真を撮りました。明日に続け!と力強いポーズでワークショップが閉会となりました。

※新型コロナウィルス感染症対策のため声を出さずに撮影を行っています。

 

◆第3日目

3日間のワークショップも折返しを過ぎて、気づけば残すところあと1日となりました。
最終日は9月30日。会場は昨日までの穂別町民センターを離れて、むかわ町役場の隣のむかわ町産業会館の第3会議室です。

午後6時28分、産業振興部会のみなさまが集合しました。最終日ということで気合が入ります。

そして午後6時30分からは毎回の流れです。まずは柴田さんの開会の挨拶です。
アイスブレイクを行い、参加したみなさまを緊張から解きほぐしていきます。

最終日となる3日目のメンバーは、実は1日目、2日目よりも人数が少なかったです。
でも、腕をあげるみなさまに1番を取る気持ちが見て取ることができます。

そして3日目の題材発表者です。

発表者は、産業振興部会リーダー 鎌田 政博さんでした。
鎌田さんからは、むかわ町の「産業振興」分野において特に重要な3つの施策についてお話をしていただきました。

・重要施策1.農業、林業、水産業など各産業の振興
・重要施策2.観光と交流のまちづくり
・重要施策3.商工業振興と雇用・就労環境の充実行政運営

発表のあとにリーダーからメンバーに向かって「重要施策を実現するためのアイデア、具体案、できることを考えよう!」と語っていただきました。

3日目のワークも真剣です。町の難しい課題に対して頭をフル回転で付箋にアイデアを書き出していきます。ときに筆が止まりときに筆が勢いよく動く。その繰り返しの時間が過ぎていきます。

アイデアを付箋に書き出したら、いつものように全員で用意された模造紙に貼り出します。
「町としてできること」「町民としてできること」「町と町民の協働でできること」に分類しながら、3つの模造紙に貼り出します。
3日目は、運営メンバーもサポートしながらの分類とグルーピングになりました。
会場の一体感は、3日間で1番だったかもしれません。

お互いに熱く語り合いながら進め、気づけば重要施策1から重要施策3までの分類とグルーピングが終わっていました。時計を見ると予定終了時間を過ぎていました。

産業振興部会のみなさまには2時間は正直少なかったかもしれません。
「お互いに拍手!」という掛け声で、沸き起こる拍手が素敵でした。

最終日の総括は、題材発表者である産業振興部会リーダー 鎌田 政博さんと昨日と同じくむかわ町総務企画課政策推進グループ 主査 栃丸 直士さんに行っていただきました。
3日間の締めとなるとても素晴らしい総括を2人にしていただきました。

最終日の集合写真です。参加したまちづくり委員会のメンバーの表情は、3日間通して素敵でした。

※新型コロナウィルス感染症対策のため声を出さずに撮影を行っています。

この3日間のワークショップは、むかわ町のまちづくり委員会のみなさまの熱意によってとてもよいものになりました。まちづくり計画のためにたくさんのアイデアと意見を提言できたと思います。

しかしここで終わりではありません。
むかわ町のみなさまは、次のステップに向けてすでに動き出しています。
後日、その動きについてあらためて報告させていただきますのでお楽しみに!

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