時短勤務利用中、仕事も育児も、もっと充実させて楽しみたい

2017年4月24日 | muramatie

e-Agencyは、サービスや事業内容だけではなく、それらを提供するスタッフや、社内制度、社風など、本当にいろいろな要素で形作られています。そんなe-Agencyの「ひと・もの・こと」について、e-Agencyとご縁のある皆様に知っていただきたく、今後少しずつ発信していく予定です。

今回は社内制度紹介の一端として、2度の産休・育休を経て2度目の時短勤務を利用中のスタッフをインタビューしてみました。

※このコンテンツでは、スタッフはニックネームで紹介していきます。関連する社内制度等のコンテンツも順次公開してリンクさせていく予定です。

もとさん

カスタマーサクセスマネジメント本部
データ×カイゼン部
カスタマーサポートチーム
リーダー
(※2017年4月時点)

これまでのプロフィールを教えてください。

新卒 印刷会社に入社。Web制作部門に配属され、ディレクション業務に従事しました。

2005年 転職。Web制作の専門性を高めるため、イー・エージェンシーに中途入社。EC、CMS、モバイルなど、システムが絡む案件を中心に、ディレクションやプロジェクトマネジメントの経験を数多く積みました。

2008年 第1子を妊娠。12月より1度目の産休・育休。

2010年4月 1年4ヶ月のブランクを経て復職。1度目の時短勤務。産休前と同じく、ディレクション、プロジェクトマネジメントを担当しました。

2012年 第2子を妊娠。翌年4月より2度目の産休・育休。

2014年4月 1年のブランクを経て復職。2度目の時短勤務。引き続き、ディレクション、プロジェクトマネジメントに従事しました。

2016年4月 テクニカルサポートチームに異動。Google アナリティクス 360など、データアナリティクスに関するGoogle各プロダクトの技術的なサポートを担当しています。これまでのディレクション、プロジェクトマネジメントの経験を活かしながら、最新の技術領域に挑戦中です。

ふだんの一日のスケジュールを教えてください。

6時半頃に起床。子供たちを急かしつつ、朝の家事・育児をします。第1子の登校を見送った後、8時頃に家を出ます。第2子を保育園に送るのは夫の担当です。

9時半に出社後、まずは前日のサポート内容を振り返るチームミーティング。その後はクライアントからの問い合わせに対応したり、最新情報の調査をしたりしています。終業前にその日の業務内容を手短にチームメンバーと共有して、16時半に退社します。

その後は、保育園に第2子を、学童に第1子を迎えに行って、19時前に帰宅。子供たちが宿題や翌日の支度をするのを見守りつつ、夕食の準備をします。そうしてるうちに夫が帰宅して夕食。食後は二人で手分けしながら家事・育児をします。22時頃、子供たちと一緒に就寝。余裕があればその後また起きて、短いながらも自分の時間を過ごします。

2度目の時短勤務ですね。周囲の反応はどうですか? 働きやすい環境になっているでしょうか?

2度続けての時短勤務ということで、会社のみなさんにはいろいろと迷惑を掛けている部分もあるのですが、そのせいで何か風当たりが強いといったことはありません。時短勤務だというだけで仕事の評価が下がることもなく、一方でフルタイムと同じ業務量が課されることもなく、とてもバランスよくしてもらっています。

また、時短勤務の女性だけでなく、フルタイムで働くスタッフも男女関係なく、子供の病気や保育園・学校の行事、その他家庭の事情などでフレックスタイム制度を利用したり、休暇を取ったりということが普通というか当たり前というか、もともとプライベートのことに協力的な雰囲気があると思います。

産休・育休も2度ずつ経験されていますね。そのときはどうでしたか?

私はもともと仕事を辞めるつもりがなかったせいか、妊娠したら産休・育休をとって、そのあとは時短勤務などで復職するものだと、何の疑問もなく思い込んでいたところがありました。実際に妊娠してみて初めて、「あれ? 産休とかどうしたらいいんだろう?」と思ったくらいです。

そうしたら上司や同僚も「産休・育休って、1年くらい休むんだよね? いつ戻ってくるの?」と、これまた何の疑問もないような感じで(笑)。妊娠したからといって、「どうするの? 辞めるの?」というような雰囲気は全然なかったですね。

なので、時短勤務で復職するときも、みんな「おかえりなさい~!」というような自然な感じで迎えてくれて、とてもありがたかったです。

なるほど。制度を利用しやすい雰囲気があるのかもしれませんね?

そうですね。利用しやすいだけでなく、制度や運用ルールそのものについて、上司や管理部門の人たちに相談したり提案したりしやすい雰囲気もあると思います。私が第1子を妊娠したときも、制度や運用ルールについて相談しながら整えてもらった感じがありました。その後も、子供の成長とともに調整してもらっているところがありますね。

それというのも、経営陣と従業員の年齢がわりと近いせいか、各自のライフステージの移り変わりとともに会社も成長してきたという感覚を、お互いに共有しているのかもしれませんね。

育休から時短勤務で復職するとき、何か不安なことはありましたか?

1度目の復職時は、時短勤務で仕事が回せるのかという不安がありました。仕事をする時間がそれまでよりかなり短くなりますし、かといって残業するわけにもいきませんからね。

でも、上司や同僚のサポートのおかげで、仕事の量を調整したり、夕方から動き出すような案件からは外れたりと、時短でも働きやすい環境を整えてもらうことができました。

おかげで2度目に復職するときは、子供が2人になって育児の手間が増えているにもかかわらず、なんとなく「うまく回せるんじゃないかな」というような感覚があったくらいです。みんな、今も変わらず協力的で、本当にありがたいです。

戸惑ったのは、2度目の育休中にいつの間にかオフィスが移転していたことくらいでしょうかね(笑)。

時短勤務で仕事を進める上で、何か変化したことや、心掛けていることはありますか?

やはり勤務時間が短いので、仕事を中断して帰らないといけないことも多くなります。
そうすると、連続して作業できない分、どうしても生産性は下がりがちになってしまいます。なので、自分の仕事の効率化は必須ですね。

また、それ以上に、私がいなくても仕事が進むように、私の不在で仕事を止めてしまうことがないように、ということは常に心掛けています。つまり、情報共有ですね。

たとえば子供が急に体調を崩したりしたとき、私も夫も実家が遠方で頼れないので、夫婦どちらかが休んで対応するしかありません。そういうことが、どうしても突発的に起こり得ます。そんなときでも、できるだけスムーズに誰かに対応してもらえるように、情報共有は産休前よりも強く意識するようになりました。

仕事の進捗をこまめに報告したり、外部との打ち合わせにはできるだけ誰かに同席してもらったり、メールには必ずCCを入れたりと、一人で仕事を抱え込むことがないように気を付けています。

今後の目標やキャリアプランについて教えてください。

入社以来、Web業界の進化や会社のビジネスモデルの変化にあわせて、そのときどきで最新の分野に取り組ませてもらってきました。また、最近は新卒スタッフの教育係を担当することも多くなってきました。会社として働く環境も整ってきていますので、その中で後輩たちにも活躍してもらえるように、もっと教育面にも携わっていきたいと考えています。

また、当社の今の時短勤務制度というのは、法の趣旨に則って、時短でしか働けない人を守る方向に制度が整えられていっています。それはとてもありがたいことなのですが、私自身は、本当は仕事でもっといろいろと挑戦してみたいという思いも持っています。とはいえ、子供の成長に伴って、学校や地域の役割を担う機会も増えています。そうすると、今の時短勤務を含めた勤務体系だけでは、うまく対応しきれないことも多いと感じています。

会社も従業員である私もお互いに無理のない範囲で、仕事もプライベートも充実させて楽しみたい。そのためには、現在の時短勤務だけでなく、もっと従業員それぞれの事情にあわせた柔軟な働き方ができるようになってほしい。そう思うんです。

今後は育児だけでなく介護など、いろいろな制約を抱えるスタッフが増えてくると思います。法律や労務管理の問題もあって簡単ではないと思いますが、働き方の選択肢が増えて、より働きやすい環境になるように会社に提案していけたらと思っています。

仕事と家庭の両立を考えている後輩たちにメッセージをお願いします。

私も数年前までは、子育てと両立できるような働き方をしていませんでした。当時は会社としても未成熟で、負荷の高い働き方をせざるを得ないことが多かったかもしれません。

それが、今は会社も成長して、制度も整備され、働く環境もずいぶん改善されてきています。スタッフはみんな、「おたがいさま」という感じで協力的ですし、制度を利用しやすい雰囲気もあります。何か困ったことがあったら上司も同僚も相談に乗ってくれますし、会社としても従業員の働く環境をより良いものにしていこうという姿勢を感じます。

そのおかげで、たしかに仕事と家庭を両立する上で心配なことはありますが、「やってみたら意外となんとかなっている」ということも多いです。

そういうわけで、何か決まるまで時間が掛かることもありますが、一人で抱え込んで悩んだり諦めたりせず、まずは誰かに相談してみてほしいですね。そういう私も、今後の働き方について、いろいろ相談したり提案したりしているところなので、いっしょに考えていってもらえたら嬉しいです。

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