2007年05月30日
レンジにかけろLifehack ~ ScanSnapで本をデジタル化していいんかい?
森藤 将武
株式会社イー・エージェンシー
巷ではケータイで小説を読むことが大流行しており、また最近のケータイにはPDFを読めるソフトが付いていたり、なかなか普及してこなかった電子書籍が年々身近に使えるようになってきました。
電子書籍ってどうなのよ?
私が購読している「Software Design」が最近デジタルでも手に入るようになりました。もちろん雑誌版もそのまま出版されていますので、今後はこのような電子書籍と通常の雑誌の両方が提供される機会が増えてくるのではと思います。
たしかに日に日に新しい本が電子書籍で出版される傾向はありますが、まだまだ新書が少ないことや、決定的な電子書籍ビューワーが存在しないこと、書籍と値段の差が小さいこと、コピー対策がクリアになっているとは言い難い、などの要因により、普及に時間がかかるのではないでしょうか。
電子書籍が無ければ作ってしまえばいい、ということで、今回は「本を買ってきて自分で電子書籍化してしまう」という方法をご紹介したいと思います。
先日、富士通の「ScanSnap」を購入しまして、15冊ほど本を取り込んでみましたが、結果はかなり良好です。「ScanSnap」は大量の文書を一括でスキャンすることに特化したスキャナーで、e-Report編集長も購入したという一品です。
・ScanSnap
http://scansnap.fujitsu.com/jp/
実際に取り込んでみる
(1)本をばらす
私は背表紙にアイロンを当て、糊を溶かすという方法でやってます。最初アイロンが壊れていたので、レンジで1分半ほど本を温め、糊を溶かしていました。一人暮らしなので問題ありませんでしたが、家族には見つかると高確率で怒られるので気をつけてください。ただ、火事や故障の原因ともなりますので、くれぐれも自己責任でお願いします。やはりアイロンでじっくり温めるという方法がベストだと思います。
ともあれ、取り込み自体は比較的短時間で済むので、一番大変なのは本をばらす作業だったりします。
(2)スキャンする
ばらした本をページそのままにセットしたら、ボタン一個で次々にスキャンしていきます。通常のスキャナーのように、一枚一枚、台に置いていく手間が省けるので楽チンです。感覚としてはFAXを送るような感覚でスキャンされていきます。
デジタル化で利便性アップ
比較的技術書を買うことが多いのですが、一旦内容を流し読みした後は、「あの本に××が書いてあったな」という曖昧な記憶しか残らないために、本に書いてある情報を有効活用できていませんでした。
「ScanSnap」で一旦PDF化してしまい、「検索可能なPDFに変換する」という機能を使えば、後からテキスト検索が可能になります。正確には、スキャン時にOCR機能でテキスト情報を読み取り、自動的にPDFファイルに付加してくれるのです。(絵や表などが入ると、変な記号などに変換されるのはご愛嬌)
この機能により、捨てるにはもったいないけどしょっちゅう引っ張り出して読むわけでもない、という本を電子書籍化して、必要な時に検索で必要な部分だけを探して参考にする、なんて使い方ができてしまいます。少なくともこの機能だけでも、個人的には買ってよかったなぁ、なんて思ったりします。
自作の電子書籍をどこで読む?
せっかく電子化されたものなので家で読むだけというのはあまりに寂しいので、持ち運び可能な機器で読みたくなるのは自然の理です。そしてその候補として挙がるのが、「ケータイ」「PDA」「軽量ノートPC」「携帯ゲーム機・iPod Photo」「電子書籍ビューワー」です。
・軽量ノートPC
軽量ノートPCであれば、もちろんスペックも問題なくPDF文書は読めます。
最近は工人舎のSAシリーズなど、かなり小さい製品も増えており、持ち運びはかなり便利になり
ましたが最大のネックは価格と起動時間です。
・ケータイまたはPDA
どちらもまだまだ容量の大きいPDFを開くことは難ありです。最近はPDFを1ページづつ表示して
PDFのストレスを軽減する製品もありますが、お勧めの方法はPDFではなくJPEG画像にしてし
まい、画像ビューワーで読む方法です。
画像にしてしまえば対応ソフトも比較的多いので、使いやすい製品を選ぶことができます。
おそらく、本をデジタル化して読んでいる人の大半がこの方法を使っているのではないでしょうか。
とはいえ、筆者所有のW-ZERO3[es]の2.8インチ液晶では読みづらいので、W-ZERO3や
EMONEなどのある程度大きな画面で読むことになるでしょう。
・PSP・iPod PHOTO
PSPも電子書籍のビューワーとして機能します。読み込めるのはJPEG画像だけですが、PSPの画
面は4.3インチの画面ですので、漫画でも案外いけるのではないかと思います。ただ、PSPを持っ
ていないので確認できませんでした。
・電子書籍ビューワー
本来であれば、電子書籍ビューワーの最右翼にならないといけないところですが、コストパフォーマ
ンス的には微妙な感じです。普通にJPEGやPDFが読めるだけの機能で十分なんですが。
●最後に
本好きの人は、本をコレクションの対象としてそのまま飾っておきたい、という欲求が強いと思います。筆者もできればそのまま残しておきたいのですが、資料性が強い書籍やどんどんたまっていく雑誌は片っ端からデジタル化していこうと思っています。本棚に埋もれさせるよりも、デジタルの海の中に放流した方が、有効活用できる機会が増えるのではないでしょうか。
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■株式会社イー・エージェンシー https://www.e-agency.co.jp
森藤 将武
レンジは本をばらす以外につかってません。
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