カスタムレポートで、ディメンションの ”ページ” と 指標の ”目標の完了数” などを組み合わせて出力される数値の算出ロジックが更新されました。
(ロジック変更は、プロパティによって異なり7/21 or 7/22に適用されております)
今回の算出ロジックが変更された対象は、以下のディメンションと指標を組み合わせた時になります。
- ディメンション: ”ページ” 、”ページタイトル”
- 指標: ”目標の完了数”、”目標の値”、”トランザクション数”、”収益”
上記のディメンションと指標を組み合わせているカスタムレポートをご利用の方は、下記の詳細をお読みいただき、正しい認識でのレポーティング、もしくは代替方法でのレポーティング方法をご確認ください。
<レポートの見え方はどう変わる??>
今回のロジック変更によって、レポートの見え方が変わります。
例えば、以下のようなAさんのコンバージョンしたセッションがあった場合を例に、これまでと現在の違いを解説させていただきます。
- Aさんが行ったページ遷移: Aページ → Bページ → CVページ(コンバージョン)
これまでは、ページと目標の完了数を掛け合わせたレポートでは下記のように出力されていました。
< これまで >
これからは、下記のように出力されるようになりました。
< これから >
変更点としては、実際に『コンバージョンが発生したページだけ』に”1”と正しく集計されるようになりました。
※レポートにはレコード自体が出力されません
<良くあるケース>
期間限定の特集ページがどれだけコンバージョンに貢献したかを把握するために、
ページ×目標の完了数に、特集ページだけに絞り込みを行ったカスタムレポートを作り、特集ページのCVの貢献度をレポーティングしていたケースでは、
下記のように、7/22前後で、レポートの出力の挙動が変わります。(7/22以前はCVページ以外のページにもCV:1がカウントされていたため数字が表示されるが、ロジック変更後の7/22以降はCVページだけにCV:1がカウントされるため、特集ページがCVページでない場合は、数字が表示されなくなります)

[ 代替の集計方法 ]
今回の算出ロジック変更により、各ページがどの程度CVに貢献していたかをレポーティングしていた場合は、違う方法でのレポーティングが必要になります。代替方法をいくつかご紹介させいただきますので、ご確認ください。
【代替方法①】”ページの価値” を用いた方法
1つ目の代替方法は、”目標の完了数” の代わりに “ページの価値” を指定する方法です。上記を指定する事により特定のページを通過して達成したコンバージョンの貢献度を把握することができます。
なお、ページの価値の利用については幾つか制約があり、目標の設定時に値を記入する必要があるほか、設定している全ての目標からページの価値を算出するため、個別の目標での “ページの価値” を把握する為には、目標ごとにビューをご用意いただくなど考慮する必要がございます。
【代替方法②】セグメントを用いた方法
①CVに貢献しているページを把握したい場合
CVに貢献しているページを把握したい場合にはカスタムレポートとセグメントを掛け合わせる方法が有効です。
まず、カスタムレポートではディメンションに “ページ” を指定し、指標では ”ページビュー数” を指定します。続いて、セグメントでは、ナビゲーションの “条件” にて、目標の完了数がセッションごとに “0” 以外という設定をします。
上記でそれぞれ設定いただいた、カスタムレポートとセグメントを掛け合わせることでCVに貢献しているページ(CVしたセッションに多く閲覧されたページ)を把握することが可能になります。
- <セグメント設定例> [条件]目標の完了数 セッションごと ≠ 0
②特定のページの貢献度を把握したい場合
特定のページの貢献度を把握した場合にはセグメントを作成することで標準レポートのコンバージョン>目標のサマリーから目標の完了数を把握することができます。
セグメントはナビゲーションの条件にて、ページを指定し貢献度を把握したいページのURLを設定をします。
- <セグメント設定例> [条件]ページ 完全一致 “特定のページ”
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