httpingは、pingのHTTP版です。
URLを指定して、簡単にHTTPセッションの応答時間を測ることができます。
Amazon EC2など、デフォルトでICMPが閉じていてpingが使えないサーバでも、かわりにhttpingを使って疎通の監視ができるので便利です。
最新版には、なんと、GUIモードが搭載されているらしいので、これも使ってみたいと思います。
動画はこちらです。
プログラムの作者はオランダのFolkert van Heusdenさん(http://nl.linkedin.com/in/folkertvanheusden)です。
ライセンスは、GPLv2です。
環境
CentOS 6.4
httpingのインストール
最新版のhttpingをダウンロードして、インストールします。
# wget http://www.vanheusden.com/httping/httping-2.3.3.tgz # tar xfz httping-2.3.3.tgz # cd httping-2.3.3 # make # sudo make install |
インストールされたでしょうか?
ヘルプを表示してみましょう。
# httping --help HTTPing v2.3.3, (C) 2003-2013 folkert@vanheusden.com * SSL support included (-l) * ncurses interface included (-K) |
httpingの使い方
localhostの80番ポートを測ってみます。
※ -s オプションを付けてHTTPステータスコードを取得するようにしました。
※デフォルトでは、HEADリクエストを行います。
レスポンスボディもチェックしたいときには、 -G オプションを使いましょう。
# httping -s http://localhost/ PING localhost:80 (/): connected to 127.0.0.1:80 (123 bytes), seq=0 time= 2.11 ms 200 OK connected to 127.0.0.1:80 (123 bytes), seq=1 time= 2.14 ms 200 OK connected to 127.0.0.1:80 (123 bytes), seq=2 time= 1.73 ms 200 OK connected to 127.0.0.1:80 (123 bytes), seq=3 time= 1.96 ms 200 OK connected to 127.0.0.1:80 (123 bytes), seq=4 time= 1.80 ms 200 OK ^X^CGot signal 2 --- http://localhost/ ping statistics --- 5 connects, 5 ok, 0.00% failed, time 4370ms round-trip min/avg/max = 1.7/1.9/2.1 ms |
コマンド実行後、暫くしたら[Ctrl+C]で終了しましょう。
この例では、応答時間は最小1.7ms、平均1.9ms、最大2.1msでした。
httpingのGUIオプション
httpingをGUIで使うのは簡単で、 -K オプションをつけるだけです。
# httping -s -K http://localhost/ |
やたら派手な感じになりましたね。。。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「なんか、このURLつながらないんだけど・・・」といった話があったときに、httpingでパパっと調べられたらカッコイイかもしれないですね!
参考資料
httping
http://www.vanheusden.com/httping/
httpingには、Nagiosモードというオプションもあるようです。
httpingとmuninでWebサーバのレスポンスをグラフ化した
http://blog.glidenote.com/blog/2013/05/07/httping-munin/
httpingを使って、muninのグラフを作っています。
httping でウェブの応答時間を ping のようにチェックする
http://pocketstudio.jp/log3/2011/04/23/httping/
httpingのオプションについて詳しく解説されています。
HTTPで疎通やレイテンシを確認する「httping」
http://d.hatena.ne.jp/rx7/20110822/p0
httpingの基本的な使い方について分かりやすく解説されています。
PICK UP
-
タグ: エンジニア募集, オウンドメディア, コラム, ビジネス職, リモートワーク, レコメンドエンジン, 中途採用, 働きやすい環境, 採用強化, 採用情報, 社内文化, 翻訳ツール
【オープン社内報 2025年9月号】イー・エージェンシー プレミアムニュース -
タグ: エンジニア採用, キャリア採用, コミュニケーション, コラム, ブログ, リモートワーク, ワーケーション, 採用情報, 文化, 環境
2025年9月の募集職種一覧!ビジネス職を中心に採用強化中!|株式会社イー・エージェンシー公式note -
タグ: Cloud Shell構築, GA4, GA分析自動化, Gemini CLI, Google アナリティクスMCP, LLM連携, コラム, データ対話型分析, モデルコンテキストプロトコル, 自然言語分析
2025年7月発表!自然言語でGA4を分析できる「Google アナリティクスMCPサーバー」を構築する方法 -
タグ: AIエージェント, GA360, Gemini in Looker, Google Cloud Next, Next Tokyo, Vertex AI Search, イベントレポート, コラム, データ分析高度化, データ利活用, 検索体験向上, 生成AI活用
【Next Tokyoレポート】主役は生成AI!GA360×生成AIの最新活用法を紹介 -
タグ: ASEAN展開, Direct Engine, インドネシア, オフショア開発, グローバル協業, コラム, ジャカルタ, スラバヤ, ビジネス熱気, ファンデザイン室, 出張レポート, 文化共存
【出張レポート】インドネシアで見た、熱気と未来への可能性|株式会社イー・エージェンシー公式note -
タグ: AI実証実験, AI高速処理, ECサイトパーソナライズ, Groq API, HTML自動生成, UX最適化, Web制作, コラム, リアルタイムAIパーソナライズ, 技術進化
【ウェブ制作】AIを使ってウェブサイトをリアルタイムにパーソナライズしてみたい!|株式会社イー・エージェンシー公式note