2005年09月29日
Web2.0のひとつのカタチ ~ Dragon.jp+はてなブックマーク=本棚・情報棚
吉村正春
ドラゴンフィールド株式会社
http://dragon.jp
Dragon.jpに新しいコンテンツが追加されました。その名も「本棚・情報棚」。
・本棚・情報棚
http://dragon.jp/books/ (Dragon.jp)
Dragon.jpグループには、多彩な人材が所属しています。Webコンサルタント、デザイナー、インフォメーションアーキテクト(※)、媒体編集者などなど、これらの仕事に携わっている人間がどのようなサイトや本から情報を得ているのか、興味がある人も多いのではないでしょうか。それら情報の取得源を垣間見れるのが、この「本棚・情報棚」です。
(※:IAとも。サイトの画面構成や、ユーザーの導線などの情報設計を担当する)
はてなブックマークとは?
Dragon.jpの「本棚・情報棚」は、一言で言えば、はてなブックマーク(以下、HBM)に登録している情報をDragon.jpに表示させるコンテンツです。つまり、Dragon.jpスタッフが最近参考にしたサイトや本のURLを、はてなブックマークにどんどん登録していき、その登録したサイト名がDragon.jpの「本棚・情報棚」に表示されるということです。
その仕組みを説明する前に、まずは、HBMを簡単に触れておきましょう。HBMは、文字通りブックマークできるサービスです。Web上でブックマークができるサービスは今までも結構ありましたが、「del.icio.us」「HBM」に代表される最近のブックマークサービスは、情報の共有性が段違いに高いのが特徴です。
・del.icio.us
http://del.icio.us/ (英語)
・はてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/
HBMにログインします。そして、ブックマークしたいURLを登録していくだけ。しかしこれだとブラウザーのブックマーク(お気に入り)と何ら変わりませんが、ここからが一味違います。同じURLをブックマークしている人の一覧が見れたり、そのブックマークしたURLに対してコメントを付けることができたり、とユーザー同士で情報の共有化をするための仕組みが施されています。
ですので、「del.icio.us」「HBM」は”ソーシャルブックマーク”と呼ばれています。
情報を登録するだけではなく、芋づる式に他のユーザーが登録した情報を手繰り寄せることができる感覚は、ぜひ体験したもらいたいところです。
ちなみに(100行ほど↑上にある)「blog clips」でblogを紹介していますが、これは、「はてなブックマーク一覧」からチョイスしています。面白い記事はまず間違いなく「HBM」に登録されるので、とても重宝しています。
はてなブックマークとDragon.jpの融合
さてこのHBM。Dragon.jpグループスタッフも活用していますが、それをDragon.jpに表示するには、HBMのRSSを引っ張ってこなくていけません。
Dragon.jpは、MovableType(以下、MT)を用いて構築されていますが、MTの基本機能に、他のサイトからRSSを引っ張ってきて、自サイトに反映させる機能はありませんので、専用プラグインを作成しました。
プラグイン作成を担当した、宮永邦彦はこのように語ります。
「元々個人的に作成していた”TrackForward”というプラグインをはてなブックマーク用に修正しました。MTのテンプレートに拡張タグを書くだけではてなブックマークの情報を取得できます。
課題としては、HBMとリアルタイムに連動していないことがあります。現在はHBMにブックマークされても、それをDragon.jpに反映するには、再構築しなくてはいけません。技術的にクリアすることは可能なのですが、頻繁にはてなサーバーにアクセスすることにも繋がるので、マナー的な見地から、リアルタイムに情報を収集することは止めました。もちろん、一日に数回、再構築をしているので、今のところ特に問題
はありません」
・TrackForward
http://www.iburiworks.com/weblog/002209.html (IburiTimes)
実際に、Dragon.jpのMTの中に記述されているコードは下記のような感じです。
コードここから
———————————————————-
<$MTTTitle$>
———————————————————-
コードここまで
現在のDragon.jp 本棚・情報棚は、はてなID「MYoshimura」のブックマークを引っ張ってきて、そのURLとタイトルを表示させていますが、高橋プラグイン(※)には他にも拡張タグが用意されています。
HBMの記述を表示: <$MTTDesc$>
HBMのタグを表示: <$MTTSubject$>
HBMの日付を表示: <$MTTDate$>
などなどがあります。
(※:今回作成されたプラグインは、”高橋プラグイン”と名付けられている)
Web2.0の片鱗
今回の「本棚・情報棚」プロジェクトは、Dragon.jpにWeb2.0を意識したコンテンツを加えるという試みでした。
Web2.0はその定義も固まっていないのですが、考え方のひとつとして「Web上に溢れかえっている情報を、今までに実現できなかった切り口と見せ方でユーザーに提供する」ことと言えるでしょう。
HBMの情報を、Dragon.jpのデザインと違和感が無い形で、提供できているという時点で、Web2.0的な試みであるといえます。もちろんブックマークを他人と共有し、より連携性を深めた形で提示した「del.icio.us」「HBM」もまたWeb2.0的サービスです。
情報過多に陥りそうな現代において、有意義な情報を探し出すことは難しくなってきました。ユーザーが目指す情報を適切なカタチで提示することが求められているのです。その意味では、Dragon.jpの本棚・情報棚は、Web2.0の片鱗を表現することができたかな、と思います。
なお、今回制作した高橋プラグインですが、マニュアルなどが整った時点で公開を予定しています。
最後ですが、はてなブックマークという素晴らしいサービスを提供している、はてな並びにはてなスタッフの皆さんに謝辞を述べます。本当にありがとうございました。
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