ご利用事例
サラリーマンと並行し、週末起業からのスタート
― 2005年創業でいらっしゃいますが、その頃からミニカーショップのECサイトをされていたんですか？
はい、そうですね、20年くらい前からECサイトを運用しています。ただ当時はサラリーマンと兼業でした。
Webサイトが盛んに作られている時期で、ちょうどSOHO（Small Office Home Office）とか週末起業というのが流行りはじめた頃でもあり、何か自分でできないかといろいろ本などを読んで勉強していました。
少ない資本だと隙間を狙っていかないといけない、ニッチ商品・ニッチサービスで何かないかと考えていた時、あるミニカー屋さんの年商が2億円という記事を読んだんです。
「これだ！これならいける！」と思い、すぐに問屋さんをあたって、ミニカーショップを始めることにしたんです。
― ものすごい決断力ですね！てっきりご趣味の延長かと思っていました！
いや、まったく（笑）。
でも、スーパーカー世代なので車は好きです。
ミニカーの現物をサンプルとして購入して確認したときに完成度が高く、これならいける！と確信しました。
それから、資本も少なく、家で少人数でやっていくにはぴったりの商材だと思いました。
― 20年前だとカラーミーショップもまだなかった時期かと思いますが、当時ECサイトはどのように作られたのでしょうか？
初めは友人にECサイトを作ってもらって、手作業で商品ページの更新を行う運用を4～5年やってました。
ただ、商品数が多いので1つ1つ手作業をしていたらダメだということで、その友人にカラーミーショップを紹介されて切り替えて、今に至ります。
ECサイト立ち上げ期の課題と取り組み
― ECサイト立ち上げ期の課題は何でしたか？
やはり集客です。当時は、検索にヒットさせるためのSEOですね。
初めにサイトを作ってくれた友人含め、誰も集客とかSEOの知識がなかったので、これはまずい・・・と思い、たくさん本を読んで勉強して、少しずつ変えていきました。
― 小さなこと・少しずつの積み重ねなんですね。SEO以外に取り組まれた施策などはありましたか。
劇的に変わったのが、Googleショッピングです。
PVも上がりましたし、地元の商店街にお店を出している友人が、この街でこの売上額はなかなかないのでは、と驚くほど目に見えて売り上げも上がりました。
私は、良いと思ったことは全部やってみるんですよ。
費用がかかることなのであれもこれもじゃなく、自分が納得した上で良いと思ったことはやってみて、あとから精査していきます。
「さぶみっと！レコメンド」もそうだったんですよ。
カラーミーショップさんからいろいろなアプリのご案内をもらって、何個かアプリを入れてみましたけど、肌感ではありますが、良いと思ったので使い続けています。
レコメンド導入のきっかけ
― ECサイトをカラーミーショップへ移行後、約12年ほど経って「さぶみっと！レコメンド」を導入いただきましたが、なぜレコメンドだったんでしょうか。
ユーザーがサイト内の商品を探す場合、商品カテゴリや商品グループなどの一覧から、ユーザー自身に商品を探してもらうしかなかったんです。
商品カテゴリ・商品グループなどのドリルダウン形式のメニューから、ユーザーが商品ページにたどり着くのに2～3クリックはしてもらわないといけないし、ユーザビリティを考慮して設定する商品グループ登録を自分で手作業しなければならず、手間がかかって悩んでいた時に、自分が他のECサイトで買い物する時のことを思い出しました。
例えば、何かほしい商品があって商品ページにたどり着くと、その下におすすめとか似た商品がズラーっと並んでいたら必ず見るんです。そして良さそうなものがあれば見てみる。
わざわざサイト内を検索したり、商品カテゴリメニューを追って商品を探すことをしないな、と。
そんな時にカラーミーショップ管理画面内のお知らせに出ていた「さぶみっと！レコメンド」を知って、今見ている商品と関連が高い商品を自動で出せるのは最高だなと思って導入しました。
― ミニカーは、好きなメーカー・車種を決めてサイトに来るユーザーが多いイメージがありますが、レコメンドされた商品からサイト内回遊はできていますでしょうか。
確かに特定のメーカー・車種を決めてくる人は多いですが、商品を決めてサイトに来ても似たような商品とか、違うメーカー・車種で関連が高い商品が並んでいたら、こっちも良いなーみたいな感じで見てくれるし、一緒に買ってくれるんですよ！
こんな商品もあったんだ、色違いでこんな色もあったんだ、という気づきを与えて複数購入してくれるユーザーを取り込めているのでありがたいです。
― 「さぶみっと！レコメンド」導入時、ご自身で表示のカスタマイズをされていましたが、作業負荷などはありませんでしたか。
HTMLなどコードに抵抗感があるので、私なりにてこずった記憶もあります。
でも、困ったときに電話でサポートしてくれたじゃないですか？
あれが、すごくありがたかったです。
最近、お問い合わせ窓口がチャットのサイトが多いのですが、もうその時点で強烈に嫌になります（笑）
― そうですね、ぜひお電話やzoomでサポートをしたいのですが、残念ながら設定の手間がかかるならやめようという方もいらっしゃるようで・・・
大手ECサイトでショッピングしててもそうですが、関連商品とか出てれば必ず見るじゃないですか。人間の行動って大概一緒だと思いますが、そういう無意識の行動にレコメンドはぴったりだから、レコメンドを使わないともったいないですよね。
レコメンドの活用方法
― 特に商品数が多い店舗さんは、レコメンドを使っていただきたいですが・・・
商品数が多いといえば、ロビンソンさんはできるだけ多くの商品を見せたいということで、トップページ・商品一覧・商品詳細にそれぞれ5つの機能をフル活用いただいていますが、実は多くの商品を見せることを心配していたんです。
あ、思い出しました！ できるだけ商品を多く見せたいので、表示件数も10件から20件に増やしましたね。
― 扱う商材次第では、表示される商品が多ければ多いほど、レコメンド商品がクリックされなくなる傾向があるんです。
あー、そうでしたね！いっぱい商品を見せようと思ったけど、表示件数を増やすなら機能を厳選した方が良いって言われました。
― でも、結果的に辻さんのご判断で良かったんだということで、私もとても勉強になりました。
専門的な商品かつ単価も少々高い商品は、ユーザーがよく吟味をするので、ユーザーからしてみれば、たくさん商品が並んでいた方が嬉しいと思いますよ。
― レコメンドを表示するうえで工夫されたことはありますか。
レコメンドに関係あるかわかりませんが、商品名の表記を統一することです。
例えば、仕入れ先からの商品リストには、車のメーカーの表記がカタカナ、英語などバラバラなんですね。なので表記を統一して、商品登録をしています。
― レコメンドにも十分関係します。新規登録された商品など行動履歴が少ない商品は、商品名が似ているものを補填して表示しますので、表記が統一されていた方が精度の高い補填提供ができるんです！
そうだったんですね、そこは意識してなかったところだけど良かったです。
レコメンドの効果
― レコメンド含め効果は何をみていらっしゃいますか。
カラーミーショップのアナリティクスと、あとはGoogle Merchant Centerで商品ごとのPVなどを見ています。
レコメンドは、管理画面からレコメンド経由CV率が見られることがわかってから、一応毎日ダッシュボードで数値を確認するようにしています。
― レコメンド経由CVは、レコメンド表示した商品を押して購入に至った数や金額を指していて、まさにレコメンドの貢献度を表す数値です。ロビンソン様の場合は、当社平均よりかなり高いですよ。
おー！ そうなんですね！
― レコメンド経由CV額も月額費用を上回ってますので、十分費用対効果も出ていると思います。
これまではあまりレポートを見てこなかったそうですが（笑）、レコメンドを使い続けている一番の理由は何でしょうか。
先ほども言ったとおり、おすすめが出てれば見てしまうという人間の特性にレコメンドがマッチしているということと、あとはもう自分の肌感でレコメンドは良いと思っているので（笑）
― 肌感でも必要性を感じて継続いただけているのはとてもありがたいです！
レコメンド活用について今後のご予定はありますか。
メルマガにレコメンドの機能を盛り込めるレコメンドメールを活用していきたいです。
新商品が多くメルマガを頻繁に送っているのですが、新商品の更新が手作業だったので、それが自動化されるのは嬉しいです！
それから、メルマガに商品をたくさん載せようとするとメールの容量オーバーになっていたのですが、レコメンドメールの仕組み上、画像をメール添付しないので、容量オーバーも解決できそうです。
レコメンド以外でショップとしては、爆発的に売り上げを伸ばしたいのと、海外の方にも認知を広めていければと考えています！
さいごに
朝一番にお時間をいただいたにもかかわらず、起業から今後の野望まで会話が弾み、予定時間を30分もオーバーしてしまいました！
レコメンドの活用のみならず、今後ECサイトを立ち上げたい方へのヒントも多くあったかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、ECサイトで売り上げを伸ばしたい、海外の方にも認知を広めていきたいとお考えの場合は、カゴ落ち対策の「CART RECOVERY®」、海外の方向け自動翻訳サービス「shutto翻訳」をご用意していますので、ぜひサービスサイトをご覧ください。
今後も「さぶみっと！レコメンド」では、機能品質の向上・改善に努めてまいります。
