新機能"Custom instructions"を使って ユーザビリティーテストをもっと便利に
求人募集中!自信を持って業務に取り組める職場環境を提供しています!
イー・エージェンシーで広報・PRをしている甲斐大樹です。
先日、ChatGPTが新機能、"Custom instructions"をリリースしました。これはどんな機能で、どのように活用されているのか、実際に使ってみました。
おすすめの記事
新機能 "Custom instructions"とは?
"Custom instructions"はChatGPT Plusで使用可能な新機能で、ChatGPTにどのように振る舞ってほしいかを、事前に設定して出力方法(回答)を設定できる」ことができます。
詳しくはこちらのマーケメディアの記事をご覧ください。
"Custom instructions"の利用方法をいつものようにX(旧Twitter)で調べてみる
実際に、どのような使い方を皆さんされているのかを、いつものようにX(旧Twitter)で調べてみました(※)。
(※)ChatGPTの使い方を調べる方法はこちらです。
X(旧Twitter)を検索して出てきた会話ログがこちら。
主にロールプレイで使われていることが分かりました。具体的には、ユーザーが好きなキャラクターや先生、インストラクターなどを設定して、その役割に基づいてChatGPTに応答を設定しています。
なるほど!ロールプレイで使えばいいのならば、ユーザビリティテストのペルソナ(人格)として…
「なるほど、この新機能はロールプレイで使えるのね!」ということであれば、前回の記事ではChatGPTにペルソナ(人格)を与えて採用ページのユーザビリティを評価、まさにロールプレイをしてもらいましたが、それを"Custom instructions"で設定してやってもらえばいいですね。
前回と同じじゃないかって思う方もいるとおもいますが、実は違います。ChatGPTは扱える文章の制限(トークンの制限)があるので、前回のやり方では長く会話を続けていると指定したペルソナが忘れ去られて途中からペルソナが崩壊するのです。
しかし、ChatGPT の"Custom instructions"を使えば、設定したペルソナをチャットの間中ずっと参照するので、ペルソナ崩壊しません。これすごく助かります。
さっそく"Custom instructions"にペルソナを設定してみる
ということで、次のように"Custom instructions"を設定してみました。
ChatGPTに、次のペルソナを演じてもらいます。その後、pluginのWebPilot機能を使ってウェブサイトを見てもらうというユーザビリティテストです(※ただしWebPilotは画面を認識しているのではなくて、テキストを認識しているので、擬似的なものとなります)。
※pluginのWebPilotは、ChatGPT plusで利用が可能です。
「テクノロジーとおもてなしを融合させたいエンジニア」というペルソナなのできっと弊社のことを好きになってくれるはず。
おすすめの記事
その結果、次のようなフィードバック(会話)を得ました。
会話内容:
ということで、会社の具体的な業務内容や働く環境を知りたいということで弊社のエンジニアである鈴木くんのページをしっかり見て、さらに他のエンジニアにも興味を持ってくれたというところまで会話を続きました。
おすすめの記事
会話ログは次のとおりでした。
ペルソナの精度をあげればもっと良いフィードバックが得られそう
今回のペルソナは、前回記事の簡易なペルソナで設定してみましたが、次のような項目でペルソナを詳細に作ってみると、より具体的で役立つフィードバックが得られそうです。
名前:
年齢:
性別:
出身地:
住んでいる場所:
職歴:
趣味:
スポーツ:
性格:
目標:
友達との関係:
家族構成:
ペット:
一番大事なこと:
価値観:
強み:
将来の取り組み:
これらの項目でペルソナを作ってみてはどうでしょうか?もちろん、ペルソナを自分ですべてつくる必要はありません。前回の記事の「STEP1.ペルソナを作ってもらう」を参考にすればペルソナのドラフトはすぐにできるので、それを調整するとよいでしょう。
たとえば次のChatGPTの会話ログのように、ペルソナのドラフトを作ることができます。
この作成例では、
のように弊社のページを見て興味を持ちそうな人をペルソナとして作成していますが、実際には比較対象となりそうな他社サイトのページを指定してみるとよいかもですね。
まだ課題はあるが、時間の問題なのかな
WebPilotは画面を認識しているのではなくて、テキストを認識しているので、ユーザビリティテストとしては擬似的なものとなる。それは課題なのですが、それほど遠くないタイミングで次のようなことはできるようになりそうです。
HTMLとして認識するplugin
画面として認識できるplugi
両方をChatGPTができるようになる
逆に、GPTのオートパイロット(自動操縦)のアプリケーションはすでに多くあるので、AIで自動的にインターフェースの評価ができればウェブサイトはどんどん使いやすくなりそうですね。
※本記事は、ChatGPTとの会話通じて一部作成しています。
その他の記事はこちら
AIに関する社長の考え方
一緒に働く仲間を募集しています
ChatGPTを使ってみよう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?