ますます面白くなる2007年の大予想 ~ アイデアマンズアイデア(12)

2007年1月11日 | 広報・PR・イベント運営担当

2007年01月11日

ますます面白くなる2007年の大予想 ~ アイデアマンズアイデア(12)

宮永 邦彦
アイデアマンズ株式会社

新年あけましておめでとうございます。
毎年この時期は、「今年の大予想」を特集する記事が目立ちます。今年はインターネット、とりわけWebマーケティングにどんな変化が起こるのでしょうか。

年々インターネットにおけるサービスは高度になり、市場規模が順調に拡大する傾向が続いています。それはインターネットを道具として使いこなし、自分の主観的なニーズを満たすためにそれを駆使できるユーザーが着実に増えていることを意味します。

・2011年までの国内IT主要市場の規模とトレンドを展望(2)~ 野村総合研究所
 http://www.nri.co.jp/news/2006/061221.html

日本のインターネットユーザーはすでに7,000万人に達した状況で、これから二倍三倍と増えることは有り得ません。今後の市場を予測する変数としては、単純な利用者数ではなく、個々の使い方の質、インターネットに接触する頻度や時間が重要視されるでしょう。

・インターネット白書~財団法人インターネット協会
 http://www.iajapan.org/iwp/

たとえばmixiも会員数ばかりが注目されますが、別の見方では「毎日はインターネットをしなかった人たち」に「毎日インターネットを使わせるようになった」サービスという側面があります。それはmixiが客観的に面白いコンテンツだからではなく、仮想的な「人付き合い」という主観的な動機に基づいています。ロングテール現象が物語ることでもありますが、今後は高いリテラシーを手にしたユーザーが没入していく先は、単に客観的な面白さではなく、主観的な動機が重要であることを再確認しなければなりません。

予想その1「SNSがリアルマネートレードの要素を帯びる」

先も少し触れましたが、SNSがここまで求心力を持った理由のひとつは、「人付き合い」のモチベーションをうまくバーチャルの世界に転化したからです。人は自分のアクションに対する他人のリアクションを受けて、自分という存在を確認する生き物です。それゆえ意識的にも無意識にも、リアクションを渇望しています。それは楽しくもあると同時に、「ミクシィ疲れ」という言葉が表すように、煩わしくても人である以上は逃れられない、重いモチベーションでもあります。

同じように「金銭」も、やはり逃れられない強固なモチベーションです。オークションサイトの根強い人気や、初期のインターネットで懸賞サイトが人気を博したことからも分かります。

オンラインゲームの世界では、バーチャル通貨とリアルマネーを取引するRMT(リアルマネートレード)がすでに成立しています。SNSのひとつのフィーチャーとして、あるいは別のサービスとして、金銭の授受を発生させるような動きが増えると予想します。その根拠として、海外で現実社会を反映したオンラインゲーム「Second Life」が過熱的に盛り上がっていることが挙げられます。Second Lifeにはついに1億円プレーヤーも現れました。Second Lifeは近々日本にも本格上陸しますが、そのまま非ゲーム層に対しても主観的な動機を提供するキラーコンテンツになるのかもしれません。

・Second Life: あなたの世界。あなたの想像力。
http://secondlife.com/world/jp/

予想その2「ブログは淘汰され、ビジネスブログが伸びる」

2006年も引き続き大きな現象として注目され、テレビでも使われる一般語になったブログですが、そろそろ書き手人口は1,000万人に達したとも言われており、頭打ちの観があります。かつて無料ホームページがブームとなって玉石混淆の果てにブログに取って代わられた、その歴史をなぞっていくのではないでしょうか。

すぐにブログに代わるその新しいテクノロジーが登場する可能性は低いと思いますが、今年は淘汰が進む一年になると予想します。淘汰といっても、手間に見合う価値を見いだせなかった人や、支持を得られなかった人、煩わしくなった人が事実上離脱する数が増えると見ています。

一方で、ビジネスブログは本格利用の時期に入ると見ています。
コンシューマー市場での検証が済み、Web制作会社の多くが構築ノウハウを蓄積しました。これまでのホームページは、立派でも人の気配がしない置き看板のような存在でしたが、ブログは親しい消費者・顧客・取引先・ステークホルダーに向けた顔の見えるリレーション維持機能を担います。

これまで話題になった企画性の高いプロモーションブログではなく、ホームページに並んで当たり前のメディアとして、ビジネスブログが定着していくのではないかと見ています。

予想その3「モバイルの分野でPCインターネットの歴史が再現される」

2006年後半から、携帯電話キャリアの主導による検索エンジンの導入が進んでいます。今年は公式コンテンツの垣根がますます崩れる一年になるでしょう。

この流れはYahoo!のディレクトリ型検索からキーワード型検索が主流になった変化に似ています。順調に行けば、アクセス解析、SEO、リスティング広告、アフィリエイト、ブログ、SNS、LPOなどなど、PCインターネットでのここ数年のムーブメントが再現されるのは明らかです。しかもPCインターネットでのノウハウを持つ企業により、短期間に集中して展開されるでしょう。アイデアマンズ株式会社でも、ブログの携帯電話端末に向けた展開を支援するため、Movable Typeのプラグインを開発しました。

・ケータイキット for Movable Type ~アイデアマンズ株式会社
http://www.ideamans.com/keitaikit/

モバイル端末に独特なのが、持ち運び可能であることと位置情報システムを搭載していることです。総務省が2007年4月以降に発売する3G携帯にGPS搭載を義務づけたこともあり、位置情報を使った検索などのサービスが、今年は多く現れるでしょう。

一方で、個人のアクセスポイントを相互利用するソーシャル無線LANとも言うべき、FONの上陸が話題になっています。これまで精彩を欠いた公衆無線と、携帯電話以外でのモバイル機器にも再び光が当たる機会が巡ってきました。その道は、PCの小型版のようなPDAではなく、例えば無線Skype端末のような特定用途の端末や、ニンテンドーDS、PSPのようなゲーム端末が切り開くのかもしれません。

・FON
http://jp.fon.com/

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