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社長メッセージ

10年後、「Web2.0とか言ってたけど、まだまだ序の口だったよね」ときっと言っていることでしょう。

1996年2月、私が始めてお金を頂いて行ったお仕事は大阪のある地方映画イベントの200ページにわたるパンフレットをウェブサイトにする仕事でした。

現在副社長である木村と二人で一ヶ月間徹夜徹夜で作り上げた仕事です。代金総額は5万円。
量的にもボリュームのあるお仕事で他にアルバイトもできる時間もありません。

今冷静に振り返ってみれば二人で5万円では生活はまったく成り立つはずもありません。
住んでいたワンルームマンションの方が代金を上回る始末です。

ですが、私にとっては、1995年インターネットという分野の可能性を信じ、この分野で起業を決断し開業していたわけで、約一年間近く一切の収入もなくさすがに不安になっていた頃の初めてのオーダーです。

そんな状況ですから、とにかく当時金額はどうあれ起業したインターネットの分野でお金を頂くことができたということは私にとっての二つの大きな意味がありました。

一つは、税金さえ納めていない私に所得が生まれ、私が無職ではなくなったこと。

もう一つは、インターネットは社会にとって必要なものでお金を払う立派な価値のあるものと証明されたこと。

たった5万円をこう感じたのも大袈裟かもしれませんが、納品後封筒に入ったお代金を頂いたとき、もう嬉しさで一杯で、そこに入っているのは最早5万円でなく、もう未来の人生を照らす光でもあって、今もその時の喜びは忘れておりません。


以来10年。インターネットは想像以上のスピードで社会になくてはならないものとして定着いたしました。

勿論、お蔭様できちんと生活が成り立つお仕事を頂いております。未来を照らす光は本物でした。

ありがたいことに今や私たちのお仕事の大半が誰もが知っている商品ブランドや会社のお仕事であり、私たちの仕事から生み出されたウェブサイトが多くの人や社会のインフラになっているという事は仕事への大変な励みあるいは誇りになっています。


これからもインターネットはますます重要なものとなると信じています。

10年後、2016年ごろに今を振り返ってみれば「そういえばWeb2.0とか言ってたけど、まだまだ序の口だったよね」ときっと言っていることでしょう。

私たちの仕事から生み出されたものが、単に多くの人が使ってるというだけでは勿体無い。
できるだけ社会がより良くなったと感じていただけるようこだわりを持って仕事に取り組んでいき、その中で生まれたアイデアの数々がこれからのインターネットの可能性を伸ばしていく、そんな仕事をこれからも長く提供していけたらなと考えています。

2006年5月 代表取締役社長 甲斐真樹

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