2012 Googleアナリティクス サミットの最新情報をレポート

2012年11月14日 | 八子 武司

photo by Dzou

2012年10月29日と30日に、カリフォルニア州マウンテンビューにあるコンピューター歴史博物館で、2012 Google アナリティクス サミットが開催され、Googleアナリティクス公式認定パートナー(GACP)を持つ弊社から大藪・海老沢の2名が参加してきました。

サミットの概要をお伝えします。

 

ユニバーサル アナリティクス

10月30日、Googleアナリティクスはユニバーサル アナリティクスを発表しました。
ユニバーサル アナリティクスは、Googleアナリティクスが提供するAPIを通して、他の情報と統合するものです。
複雑化した情報を統合し、顧客のニーズに合わせたレポートを提供できるようにします。

※ユニバーサル アナリティクスのベータテストに興味がある方はこちらからお申し込みができます。

アナリティクスに求められるもの

Invent To Key Moments / ZMOT – Zero Moment of Truth
ユーザーが購入の意思決定を行う「瞬間」を見極めて、そこに投資する判断力。
参考)ITmeネットマーケティングでまず押さえたい「FMOT」「ZMOT」という概念

Probability of conversion
コンバージョンの可能性を見極める力。

Digtal targeting
Webだけでなく、デジタルメディア(デジタルデバイスを含む)によるターゲティング力。

Touch point navigation
ユーザーが複数のデバイスをどう利用するか?の把握力。

Win Key moment that matter
その「瞬間」を見極める力。

Holistic optimization
「全体」の最適化力(Webだけではだめ、スマフォアプリだけではだめ)。

device proliferation
ディバイス別のプロファイリング力。ユーザーが利用するデバイスが増え続けている(去年の2倍)。

上記を考慮した場合に、いままでのGoogleアナリティクスで何が問題になってくるのか? ⇒ 「utmX(Cookie)」

・デバイスに紐付いたユーザ識別子
・ブラウザの内部に接触キャンペーン、セッション、訪問数、など主要な情報を保存

そこで、今後はGoogle アナリティクスを、他のデータと統合しマーケット全体を見通せるようにする分析プラットフォームを用意、

それが、ユニバーサル アナリティクスです。

 

アナリティクス チャレンジ

Simply Measurement Protocol
データ取得がオープンプロトコルになります。
Web行動だけでなく、POSなどオフライン行動を収集・集計することが可能。
もちろんフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)にも対応します。

Reduced Cookie Siza
Cookieをひとつに集約してシンプルになります。
いままでのCookieはワンデバイスワンユーザーが前提でした(_utmaを例にして)。
新しいアナリティクスでは、参照元情報等もCookieの中に格納しなくなり、セッションもサーバサイドで生成するようになります。

ライブラリーをサポート
多数のライブラリをサポートします。
Web、App SDK(iPhone/Android)
オープンソースライブラリ(Java、AS3/Flash、C#/Win8/RT、Python、PHP)

UserID Controll
いままで、ユーザーはマルチデバイス(PC、モバイル、タブレット、ゲーム、TVなど)セッションベースの解析ではデバイスごとに異なるユーザーと認識されてしまいました。
新しいアナリティクスでは、ユーザーID(ログインID)を持っていればデバイスを超えた個の識別が可能になります。
例えば

・タブレットからコンバージョン、その後PCからもコンバージョン
・計測結果はユーザー1、セッション2、コンバージョン2(同一ユーザーと認識)

Offline Conversion
電話申し込みなど、オフラインによるコンバージョンをGoogleアナリティクスで計測できます。
User IDを通じてwebのHit Dataと統合し、オフラインコンバージョンも含めたROIが計測できます。
これは、オフラインコンバージョンの結果をリターゲティングに活用できます。

Custom Dimentions
カスタム変数に似ているが、ディメンションを定義できる点が大きく異なります。
カスタムディメンション>カスタム変数>ユーザー定義
プロファイルのフィルタでも設定可能です。
プライマリディメンションとして利用可能です。
もちろん、カスタムレポート、セカンダリディメンションでも利用可能です。
通常版は20個まで、プレミアムなら200個まで設定可能です。
リリースはQ1 2013を予定しています。

Dimention Widening
カスタムディメンションを前提としています。
ユーザーID、年齢、性別など、拡張させたいディメンションを定義できます。

・必要となるCRM CMSなどのデータ(CSV形式)を管理画面からアップロード可能
・5000万行まで可能
・手順は、インポート先のディメンションを選択>スキーマを定義>アップロード

リリースはQ1 2013を予定しています。

Attribution Modeling Tool Public Whitelist
アトリビューションモデリングが通常版でも利用可能になります。
ホワイトをリスト受付中です。
https://docs.google.com/a/dragon.jp/spreadsheet/viewform?formkey=dEJrTVNSN2RBUm03MUVHLWRwcE1jT1E6MA#gid=0

90-day lookback windows
マルチチャネルで遡れるのが最大90日までに調整が可能です。(現在は30日のみ)

Cost Data import
あらゆるソースのコストデータをインポートします。
アドワーズは自動的に可能です。
ホワイトリスト受付中です。
https://docs.google.com/a/dragon.jp/spreadsheet/viewform?formkey=dHVRcXRabi1abWhmZ01hTTA0UlZOaXc6MQ#gid=0

Acquisition reporting
指標をAcquisition、Behavoir、Outcomeの3つにグルーピングして計測します。
チャネルのグルーピングも予め用意されているが新たに定義することも可能です。

Campaign Management
utm_***などのパラメータ設定・運用が管理画面で一元管理できます。
utm_***&utm_***…という長かったパラメータを短縮できます。(1つのパラメータに集約)

Data Driven Model
アトリビューションモデリングに追加されるモデリングです。
アトリビューションを「結果」として確認するだけではなく、最適なアトリビューションモデルを自動で選択してリターゲティング等に活用することが可能です。

RFM/CLV(Customer Lifetime Value)
セグメントレベルだけでなく、ビジターレベルでのセグメントも作成可能になります。
累積購入金額・購入回数、がセグメントに利用できます。

まとめ

今までは、ウェブページの解析専用だったGoogleアナリティクスのポテンシャルが、ユニバーサル アナリティクスによって爆発的に拡大します。

アイディア次第で、ソーシャルメディア、スマートフォン、タブレットや、今まで思いもつかなかったような様々な場所から生み出される構造化されていない大量のデータを扱う事ができる様になるでしょう。

情報を解析し、マーケティングに繋げる為には、それを読み解くデータアナリストの専門知識やスキルが更に必要とされる時代になってきたと思います。

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